第45回 理学療法士国家試験 午後 第15問
人間発達学第45回午後
第45回 理学療法士国家試験 午後 第15問(人間発達学)の正答は 3 です。図の乳児は背臥位で両手で自分の足をつかんで持ち上げ、頭を挙上して足を見ています。
問題
図の姿勢をとるようになる時期までに起こる正常発達で正しいのはどれか。
- 1. Landau反射は消失している。
- 2. 足底把握反射は消失している。
- 3. 頸椎の生理的前弯が生じている。 ✓
- 4. 座位での傾斜反応が出現している。
- 5. 自分で起き上がって座れるようになる。
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 頸椎の生理的前弯が生じている。
図の乳児は背臥位で両手で自分の足をつかんで持ち上げ、頭を挙上して足を見ています。この「ハンド・トゥ・フット」の姿勢は生後5〜6か月頃に獲得されます。頸椎の生理的前弯は生後3〜4か月の定頸(首すわり)に伴って形成されるため、この時期にはすでに生じています。
【各選択肢の解説】
1. Landau反射は消失している。
❌ 誤り。Landau反応は生後3〜4か月頃から出現し、1歳半〜2歳頃まで残存します。5〜6か月では消失ではなく、むしろ出現している時期です。
❌ 誤り。Landau反応は生後3〜4か月頃から出現し、1歳半〜2歳頃まで残存します。5〜6か月では消失ではなく、むしろ出現している時期です。
2. 足底把握反射は消失している。
❌ 誤り。足底把握反射が消失するのは生後9〜12か月頃(起立・歩行の準備期)です。5〜6か月ではまだ残っています。
❌ 誤り。足底把握反射が消失するのは生後9〜12か月頃(起立・歩行の準備期)です。5〜6か月ではまだ残っています。
3. 頸椎の生理的前弯が生じている。
✅ 正しい。生後3〜4か月の定頸によって頸椎前弯が形成されます。図の姿勢がとれる時期にはすでに獲得されています。
✅ 正しい。生後3〜4か月の定頸によって頸椎前弯が形成されます。図の姿勢がとれる時期にはすでに獲得されています。
4. 座位での傾斜反応が出現している。
❌ 誤り。座位の傾斜反応(立ち直り・平衡反応)は生後7〜10か月頃に出現します。この姿勢の時期にはまだみられません。
❌ 誤り。座位の傾斜反応(立ち直り・平衡反応)は生後7〜10か月頃に出現します。この姿勢の時期にはまだみられません。
5. 自分で起き上がって座れるようになる。
❌ 誤り。自力で起き上がって座位をとれるのは生後8〜9か月頃です。5〜6か月では支えなしの座位保持も不安定です。
❌ 誤り。自力で起き上がって座位をとれるのは生後8〜9か月頃です。5〜6か月では支えなしの座位保持も不安定です。
【試験対策ポイント】
図から月齢を読み取る問題は、姿勢と月齢の対応を覚えておくと一気に解けます。
| 月齢 | 獲得される姿勢・動作 |
|---|---|
| 3〜4か月 | 定頸、頸椎前弯の形成、腹臥位で肘支持 |
| 5〜6か月 | 寝返り、両手で足をつかむ(足を口へ)、支えあり座位 |
| 7〜8か月 | 支えなし座位、座位の傾斜反応、ずり這い |
| 8〜9か月 | 自力での起き上がりと座位、四つ這い、つかまり立ち |
| 12か月前後 | 独歩開始、腰椎前弯の形成 |
原始反射の消失時期も併せて確認します。モロー反射(4〜6か月)・手掌把握反射(4〜6か月)・非対称性緊張性頸反射(4〜6か月)・足底把握反射(9〜12か月)。足底把握反射だけが遅く残る点がよく狙われます。
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