PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午後 第34問

神経内科学第45回午後

第45回 理学療法士国家試験 午後 第34問(神経内科学)の正答は 2・5 です。機能残存レベルとは「実用的な筋力(おおむねMMT3以上)が残る最下位の髄節」を指します。

問題
脊髄損傷の機能残存レベルと実用性のある筋との組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. C4 ―― 棘上筋
  2. 2. C6 ―― 橈側手根伸筋
  3. 3. C7 ―― 尺側手根屈筋
  4. 4. L2 ―― 大腿二頭筋
  5. 5. L3 ―― 大腿四頭筋

正答:2・5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2・5番 — C6/橈側手根伸筋、L3/大腿四頭筋

機能残存レベルとは「実用的な筋力(おおむねMMT3以上)が残る最下位の髄節」を指します。C6の代表筋は長・短橈側手根伸筋で手関節背屈によるテノデーシス把持が可能になり、L3の代表筋は大腿四頭筋で膝伸展が可能になります。いずれも組合せとして妥当です。


【各選択肢の解説】

1. C4 ―― 棘上筋
❌ 誤り。棘上筋は肩甲上神経(C5〜C6)支配でC5の代表筋です。C4残存では横隔膜と僧帽筋までで、肩関節の運動は実用になりません。
2. C6 ―― 橈側手根伸筋
✅ 正しい。長・短橈側手根伸筋はC6支配で、手関節背屈により手指が受動的に屈曲するテノデーシスアクションを使った把持が可能になります。
3. C7 ―― 尺側手根屈筋
❌ 誤り。尺側手根屈筋は主にC8(尺骨神経)支配です。C7の代表筋は上腕三頭筋で、肘伸展によりプッシュアップ動作が可能になります。
4. L2 ―― 大腿二頭筋
❌ 誤り。大腿二頭筋は坐骨神経(L5〜S2)支配です。L2の代表筋は腸腰筋で、股関節屈曲が可能になります。
5. L3 ―― 大腿四頭筋
✅ 正しい。大腿四頭筋は大腿神経(L2〜L4、主にL3〜L4)支配で、L3残存により膝伸展が実用的となり長下肢装具での歩行が視野に入ります。

【試験対策ポイント】

キーマッスルは髄節番号と対にして丸暗記する。

髄節キーマッスル獲得される動作
C4横隔膜・僧帽筋呼吸・肩甲骨挙上
C5三角筋・上腕二頭筋肘屈曲
C6長短橈側手根伸筋手関節背屈・テノデーシス把持
C7上腕三頭筋肘伸展・プッシュアップ
C8深指屈筋・尺側手根屈筋手指屈曲
L2腸腰筋股関節屈曲
L3大腿四頭筋膝伸展
L4前脛骨筋足関節背屈
L5長母趾伸筋母趾背屈
S1下腿三頭筋足関節底屈

ADLの節目はC6=テノデーシスで自助具の使用が可能、C7=プッシュアップで移乗が自立

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「神経内科学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第45回 全問一覧

▶ 神経内科学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)