第46回 理学療法士国家試験 午前 第45問
義肢装具学第46回午前
第46回 理学療法士国家試験 午前 第45問(義肢装具学)の正答は 3 です。PTB(膝蓋腱支持式)下腿義足は、膝蓋腱を主たる耐圧部として体重を支えます。
問題
PTB型下腿義足で荷重を避ける部位はどれか。
- 1. 断端
- 2. 膝蓋腱
- 3. 腓骨頭 ✓
- 4. 下腿前面
- 5. 脛骨内側の斜面
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 腓骨頭
PTB(膝蓋腱支持式)下腿義足は、膝蓋腱を主たる耐圧部として体重を支えます。一方で、皮下に骨が浅く出ている部位と、神経が表在を走る部位は除圧(免荷)します。腓骨頭の後下方は総腓骨神経が皮下浅くを回り込むため、圧迫すると腓骨神経麻痺(下垂足)を起こす危険があり、ソケットを逃がす代表的部位です。
【各選択肢の解説】
1. 断端
❌ 誤り。下腿義足は断端で体重を支持するのが前提です(膝蓋腱・脛骨内側面・腓腹筋部などに分散)。「断端」全体が免荷部位ということはありません。
❌ 誤り。下腿義足は断端で体重を支持するのが前提です(膝蓋腱・脛骨内側面・腓腹筋部などに分散)。「断端」全体が免荷部位ということはありません。
2. 膝蓋腱
❌ 誤り。膝蓋腱こそがPTB(Patellar Tendon Bearing)という名称の由来で、最も重要な耐圧部位です。
❌ 誤り。膝蓋腱こそがPTB(Patellar Tendon Bearing)という名称の由来で、最も重要な耐圧部位です。
3. 腓骨頭
✅ 正しい。総腓骨神経の走行部であり、圧迫による神経麻痺を避けるため必ず除圧します。腓骨遠位端・脛骨稜・脛骨粗面・断端末も同様の免荷部位です。
✅ 正しい。総腓骨神経の走行部であり、圧迫による神経麻痺を避けるため必ず除圧します。腓骨遠位端・脛骨稜・脛骨粗面・断端末も同様の免荷部位です。
4. 下腿前面
❌ 誤り。下腿前面のうち脛骨と腓骨の間の筋部(骨間部)は荷重を分担する耐圧部位です(皮下に骨が浅い脛骨稜・脛骨粗面は除圧します)。
❌ 誤り。下腿前面のうち脛骨と腓骨の間の筋部(骨間部)は荷重を分担する耐圧部位です(皮下に骨が浅い脛骨稜・脛骨粗面は除圧します)。
5. 脛骨内側の斜面
❌ 誤り。脛骨内側顆の平坦な骨面(内側フレア)は広い面積で荷重を受けられる主要な耐圧部位です。
❌ 誤り。脛骨内側顆の平坦な骨面(内側フレア)は広い面積で荷重を受けられる主要な耐圧部位です。
【試験対策ポイント】
PTB下腿義足の耐圧部・免荷部はセットで暗記します。耐圧部=膝蓋腱・脛骨内側面(内側フレア)・骨間部(前面の筋部)・腓腹筋部。免荷部=脛骨稜・脛骨粗面・脛骨前縁・腓骨頭(総腓骨神経)・腓骨遠位端・断端末・膝蓋骨。原則は「骨が浅い所と神経の通り道は逃がし、軟部組織の厚い所と平らな骨面で受ける」です。KBM式(顆部で懸垂)やTSB式(全表面支持・シリコンライナー使用)との違い、断端末の発赤や腓骨神経麻痺の出現がソケット不適合のサインである点も問われます。
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