PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第46回 理学療法士国家試験 午後 第61問

理学療法評価学第46回午後

第46回 理学療法士国家試験 午後 第61問(理学療法評価学)の正答は 1・3 です。皮質覚(複合感覚)とは、表在感覚・深部感覚が保たれていることを前提に、それらを頭頂葉の連合野で統合して初めて成立する感覚です。

問題
皮質覚(複合感覚)に分類されるのはどれか。 2つ選べ。
  1. 1. 二点識別覚
  2. 2. 関節位置覚
  3. 3. 部位覚
  4. 4. 圧覚
  5. 5. 振動覚

正答:1・3番

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解説
■ 正答:1・3番

皮質覚(複合感覚)とは、表在感覚・深部感覚が保たれていることを前提に、それらを頭頂葉の連合野で統合して初めて成立する感覚です。二点識別覚と部位覚(局在覚)はいずれもこれに該当します。


【各選択肢の解説】

1. 二点識別覚
✅ 正しい。2点を2点として弁別する能力で、代表的な複合感覚です。指腹で3〜6mm、手掌で8〜12mm、前腕で30〜40mmが目安。
2. 関節位置覚
❌ 誤り。筋紡錘・関節受容器由来の深部(固有)感覚で、後索‐内側毛帯路を上行します。
3. 部位覚
✅ 正しい。触れられた場所を正確に指し示す能力(局在覚)で、複合感覚に分類されます。
4. 圧覚
❌ 誤り。触覚・痛覚・温度覚と並ぶ表在感覚です。
5. 振動覚
❌ 誤り。音叉(128Hz)で検査する深部感覚で、後索の機能を反映します。

【試験対策ポイント】

分類内容
表在感覚触覚・圧覚・痛覚・温度覚
深部感覚位置覚・運動覚・振動覚・深部痛覚
複合(皮質)感覚二点識別覚・立体認知(実体覚)・皮膚書字覚・部位覚・重量覚・二点同時刺激識別
  • 複合感覚の検査は表在感覚・深部感覚が正常であることを確認してから行います。ここが崩れていると複合感覚低下の解釈ができません。
  • 複合感覚だけが選択的に障害される場合は頭頂葉(一次感覚野より高次の連合野)の病変を疑います。二点同時刺激で一側を感じ取れなくなるのは消去現象で、劣位半球頭頂葉病変(半側空間無視)で典型的にみられます。
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