第47回 理学療法士国家試験 午前 第47問
人間発達学第47回午前
第47回 理学療法士国家試験 午前 第47問(人間発達学)の正答は 1・3 です。DDST(デンバー発達判定法)で通過率75%以上とは「その月齢の児の4分の3以上ができる」項目を指します。
問題
DDSTで10か月児が通過率75%以上で可能なのはどれか。2つ選べ。
- 1. 立位へ引き起こすとついてくる。 ✓
- 2. しゃがんだり立ったりする。
- 3. つかまり立ちする。 ✓
- 4. ひとり立ちする。
- 5. ひとり歩きする。
正答:1・3番
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解説
■ 正答:1・3番 — 立位へ引き起こすとついてくる/つかまり立ちする
DDST(デンバー発達判定法)で通過率75%以上とは「その月齢の児の4分の3以上ができる」項目を指します。10か月児では、引き起こしに応じて立位までついてくる反応(おおむね8か月前後で75%通過)と、物につかまって立ち上がる・つかまり立ちする(おおむね8〜9か月で75%通過)はすでに獲得済みです。
【各選択肢の解説】
1. 立位へ引き起こすとついてくる。
✅ 正しい。手を引かれて立位まで引き起こされる際に、自ら下肢を踏ん張ってついてくる反応で、8か月前後には75%の児が通過します。10か月では十分可能です。
✅ 正しい。手を引かれて立位まで引き起こされる際に、自ら下肢を踏ん張ってついてくる反応で、8か月前後には75%の児が通過します。10か月では十分可能です。
2. しゃがんだり立ったりする。
❌ 誤り。支持なしでのしゃがみ立ちは、75%通過がおおむね12〜14か月とされ、10か月では早すぎます。
❌ 誤り。支持なしでのしゃがみ立ちは、75%通過がおおむね12〜14か月とされ、10か月では早すぎます。
3. つかまり立ちする。
✅ 正しい。8〜9か月には75%の児が家具などにつかまって立ち上がれるようになり、10か月では通過項目です。この時期はつたい歩きも始まります。
✅ 正しい。8〜9か月には75%の児が家具などにつかまって立ち上がれるようになり、10か月では通過項目です。この時期はつたい歩きも始まります。
4. ひとり立ちする。
❌ 誤り。支持なしで数秒立てるようになるのは11〜13か月頃で、10か月児の75%通過項目ではありません。
❌ 誤り。支持なしで数秒立てるようになるのは11〜13か月頃で、10か月児の75%通過項目ではありません。
5. ひとり歩きする。
❌ 誤り。独歩の75%通過は12〜14か月頃です。1歳前後が目安であり、10か月では通過しません。
❌ 誤り。独歩の75%通過は12〜14か月頃です。1歳前後が目安であり、10か月では通過しません。
【試験対策ポイント】
粗大運動の発達マイルストーンは月齢で丸暗記します。
| 月齢 | 粗大運動の到達点 |
|---|---|
| 3〜4か月 | 定頸(首がすわる) |
| 5〜6か月 | 寝返り |
| 6〜7か月 | 支えなしの坐位(お坐り) |
| 8〜9か月 | はいはい・つかまり立ち |
| 10〜11か月 | つたい歩き |
| 12〜15か月 | 独歩 |
| 18か月 | 走る、階段を這って上る |
| 2歳 | 両足でぴょんと跳ぶ、階段を1段ずつ上る |
DDSTは①個人-社会、②微細運動-適応、③言語、④粗大運動の4領域をスクリーニングする検査で、診断ではなく「発達の遅れの疑いを拾う」ためのものです。判定は各項目の通過率25%・50%・75%・90%の帯で示され、90%通過月齢を過ぎてもできない場合を「遅れ」と判定します。
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