PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第53問

解剖学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第53問(解剖学)の正答は 4 です。方形回内筋は正中神経の枝である前骨間神経に支配されます。

問題
筋と支配神経の組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1. 長掌筋 ―― 正中神経
  2. 2. 円回内筋 ―― 正中神経
  3. 3. 腕橈骨筋 ―― 橈骨神経
  4. 4. 方形回内筋 ―― 尺骨神経
  5. 5. 尺側手根伸筋 ―― 橈骨神経

正答:4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:4番 — 方形回内筋 ―― 尺骨神経

方形回内筋は正中神経の枝である前骨間神経に支配されます。尺骨神経支配ではないため、この組合せが誤りです。前腕屈筋群のうち尺骨神経支配なのは尺側手根屈筋と深指屈筋の尺側半(環指・小指)だけで、残りはすべて正中神経系が支配します。


【各選択肢の解説】

1. 長掌筋 ―― 正中神経
✅ 正しい。浅指屈筋・橈側手根屈筋とともに正中神経本幹が支配する。約5%の人で欠如する。
2. 円回内筋 ―― 正中神経
✅ 正しい。2頭の間を正中神経が通り抜けるため、絞扼されると円回内筋症候群を生じる。
3. 腕橈骨筋 ―― 橈骨神経
✅ 正しい。肘屈筋でありながら橈骨神経支配という例外的な筋。
4. 方形回内筋 ―― 尺骨神経
❌ 誤り。正中神経の枝である前骨間神経が支配する。
5. 尺側手根伸筋 ―― 橈骨神経
✅ 正しい。橈骨神経深枝(後骨間神経)が支配する。

【試験対策ポイント】

前腕の神経支配を枝レベルで整理する。

神経支配する主な前腕筋
正中神経(本幹)円回内筋・橈側手根屈筋・長掌筋・浅指屈筋
前骨間神経(正中神経の枝)長母指屈筋・深指屈筋の橈側半・方形回内筋
尺骨神経尺側手根屈筋・深指屈筋の尺側半
橈骨神経(本幹)腕橈骨筋・長短橈側手根伸筋
後骨間神経(橈骨神経深枝)回外筋・総指伸筋・尺側手根伸筋・長母指外転筋など

「回内筋」という名前から尺骨神経を連想させるのが本問のひっかけで、円回内筋も方形回内筋も正中神経系である。前骨間神経麻痺では母指・示指のIP/DIP屈曲ができずtear drop sign(涙のしずくサイン)が陽性になるが、前骨間神経は純粋な運動枝なので感覚障害を伴わない点も頻出。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「解剖学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第47回 全問一覧

▶ 解剖学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)