PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午前 第55問

解剖学第47回午前

第47回 理学療法士国家試験 午前 第55問(解剖学)の正答は 2 です。赤核は中脳被蓋にある錐体外路系の中継核で、対側の小脳歯状核から上小脳脚を介して線維を受け、赤核脊髄路として下行します。

問題
中脳にあるのはどれか。
  1. 1. 疑核
  2. 2. 赤核
  3. 3. 孤束核
  4. 4. 歯状核
  5. 5. オリーブ核

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 赤核

赤核は中脳被蓋にある錐体外路系の中継核で、対側の小脳歯状核から上小脳脚を介して線維を受け、赤核脊髄路として下行します。中脳にある主な構造は上丘・下丘・黒質・赤核・動眼神経核・滑車神経核です。


【各選択肢の解説】

1. 疑核
❌ 延髄にある。舌咽神経・迷走神経の運動核で咽頭・喉頭の筋を支配し、障害されると球麻痺(嚥下障害・嗄声)を生じる。
2. 赤核
✅ 中脳にある。中脳被蓋の大型の核で、除脳硬直と除皮質硬直を分ける境界としても重要。
3. 孤束核
❌ 延髄にある。味覚(顔面・舌咽・迷走神経)と内臓求心性線維が終止する核。
4. 歯状核
❌ 小脳にある。小脳核のうち最大で、上小脳脚を通って対側の赤核・視床へ投射する。
5. オリーブ核
❌ 延髄にある。下オリーブ核は登上線維として対側小脳皮質へ投射する。

【試験対策ポイント】

脳幹の核は「どの高さにあるか」を表で押さえる。

部位主な核・構造
中脳上丘・下丘・黒質赤核・動眼神経核・滑車神経核
三叉神経運動核/主知覚核・外転神経核・顔面神経核・上唾液核・青斑核
延髄疑核孤束核・迷走神経背側核・舌下神経核・下オリーブ核・薄束核/楔状束核

歯状核だけは脳幹ではなく小脳の核である点が引っかけ。関連づけて、黒質の変性=Parkinson病、赤核より上位の障害=除皮質硬直(上肢屈曲・下肢伸展)、赤核より下位(中脳〜橋)の障害=除脳硬直(四肢すべて伸展)という対比も同時に覚えると得点源になる。

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