第47回 理学療法士国家試験 午後 第21問
リハビリテーション医学第47回午後
第47回 理学療法士国家試験 午後 第21問(リハビリテーション医学)の正答は 2 です。ICFでは、d「活動と参加」に2つの構成概念(実行状況と能力)が設定されている。
問題
ICFのコード分類で、d「活動・参加」の第1評価点(小数点以下第1位の数値)が示す困難度はどれか。
- 1. 能力
- 2. 実行状況 ✓
- 3. 心身機能の影響
- 4. 個人因子の影響
- 5. 環境が与える影響
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 実行状況
ICFでは、d「活動と参加」に2つの構成概念(実行状況と能力)が設定されている。第1評価点(小数点以下第1位)は実行状況(performance)=現在の環境のなかで実際に行っている状況を、第2評価点は能力(capacity)=標準的環境で発揮できる最大限の力を表す。したがって第1評価点が示すのは実行状況である。
【各選択肢の解説】
1. 能力
❌ 誤り。能力(capacity)を表すのは第2評価点である。福祉用具や人的支援がない標準的環境での最大能力を示す。
❌ 誤り。能力(capacity)を表すのは第2評価点である。福祉用具や人的支援がない標準的環境での最大能力を示す。
2. 実行状況
✅ 正しい。第1評価点は実行状況(performance)を表し、補助具・介助・環境調整を含めた「現に行っている生活場面での状況」を評価する。
✅ 正しい。第1評価点は実行状況(performance)を表し、補助具・介助・環境調整を含めた「現に行っている生活場面での状況」を評価する。
3. 心身機能の影響
❌ 誤り。心身機能はb分類(心身機能)・s分類(身体構造)で別にコード化される。d分類の評価点は心身機能の影響度を示すものではない。
❌ 誤り。心身機能はb分類(心身機能)・s分類(身体構造)で別にコード化される。d分類の評価点は心身機能の影響度を示すものではない。
4. 個人因子の影響
❌ 誤り。個人因子は年齢・性別・価値観・ライフスタイルなどを指すが、ICFでは分類・コード化されていない構成要素である。
❌ 誤り。個人因子は年齢・性別・価値観・ライフスタイルなどを指すが、ICFでは分類・コード化されていない構成要素である。
5. 環境が与える影響
❌ 誤り。環境因子はe分類で別にコード化され、阻害因子は小数点「.」、促進因子は「+」を付けて程度を示す。d分類の第1評価点そのものではない。
❌ 誤り。環境因子はe分類で別にコード化され、阻害因子は小数点「.」、促進因子は「+」を付けて程度を示す。d分類の第1評価点そのものではない。
【試験対策ポイント】
ICFの構成要素とコードの頭文字を整理する。b=心身機能、s=身体構造、d=活動と参加、e=環境因子。個人因子は分類されない。
d分類の評価点は、第1=実行状況(している)、第2=能力(できる・支援なし)が基本で、第3・第4は任意(支援ありの能力、支援なしの実行状況)。共通スケールは0=問題なし(0〜4%)、1=軽度(5〜24%)、2=中等度(25〜49%)、3=重度(50〜95%)、4=完全(96〜100%)、8=詳細不明、9=非該当。
「している活動」と「できる活動」の区別はリハビリテーション場面での定番の対比で、ICFではそれぞれ実行状況・能力に対応する。
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