PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第47回 理学療法士国家試験 午後 第55問

解剖学第47回午後

第47回 理学療法士国家試験 午後 第55問(解剖学)の正答は 2・4 です。線条体は尾状核と被殻を合わせた呼び名で、大脳基底核の入力部として大脳皮質から広く投射を受けます。

問題
線条体を構成するのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 前障
  2. 2. 被殻
  3. 3. 淡蒼球
  4. 4. 尾状核
  5. 5. 下垂体

正答:2・4番

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解説
■ 正答:2・4番 — 被殻/尾状核

線条体は尾状核と被殻を合わせた呼び名で、大脳基底核の入力部として大脳皮質から広く投射を受けます。両者は内包で隔てられていますが、発生学的・機能的に同一の構造です。


【各選択肢の解説】

1. 前障
❌ 誤り。被殻の外側、島皮質との間にある薄い灰白質層で、線条体には含まれません。
2. 被殻
✅ 正しい。淡蒼球とともにレンズ核を構成し、尾状核と合わせて線条体を成します。
3. 淡蒼球
❌ 誤り。被殻とともにレンズ核を構成しますが、線条体には含まれず、基底核の出力部として働きます。
4. 尾状核
✅ 正しい。側脳室に沿って走るC字型の核で、被殻と合わせて線条体を成します。
5. 下垂体
❌ 誤り。トルコ鞍にある内分泌器官であり、大脳基底核とは無関係です。

【試験対策ポイント】

大脳基底核の呼び名の組合せは毎年のように問われます。線条体=尾状核+被殻/レンズ核=被殻+淡蒼球/新線条体=尾状核+被殻、旧線条体=淡蒼球。被殻が両方に登場するのがポイントです。疾患との対応は、Parkinson病=黒質緻密部のドパミン神経変性(線条体でのドパミン低下)/Huntington病=線条体(尾状核)の萎縮/ヘミバリスム=視床下核の障害をセットで覚えましょう。

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