第48回 理学療法士国家試験 午前 第24問
理学療法評価学第48回午前
第48回 理学療法士国家試験 午前 第24問(理学療法評価学)の正答は 2・3 です。四肢長の計測は、原則として関節に近い骨性の指標(ランドマーク) を用います。
問題
四肢長と計測部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 上肢長 ― 肩峰から尺骨茎状突起
- 2. 上腕長 ― 肩峰から上腕骨外側上顆 ✓
- 3. 下肢長 ― 上前腸骨棘から内果 ✓
- 4. 大腿長 ― 大転子から大腿骨内側上顆
- 5. 下腿長 ― 脛骨外側顆から内果
正答:2・3番
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解説
■ 正答:2・3番 — 上腕長:肩峰から上腕骨外側上顆/下肢長:上前腸骨棘から内果
四肢長の計測は、原則として関節に近い骨性の指標(ランドマーク) を用います。上腕長は肩峰〜上腕骨外側上顆、下肢長(棘果長:SMD)は上前腸骨棘〜内果で、いずれも基準どおりの組合せです。
【各選択肢の解説】
1. 上肢長 ― 肩峰から尺骨茎状突起
❌ 誤り。上肢長は肩峰から橈骨茎状突起(または第3指先端)まで。尺骨茎状突起ではない。
❌ 誤り。上肢長は肩峰から橈骨茎状突起(または第3指先端)まで。尺骨茎状突起ではない。
2. 上腕長 ― 肩峰から上腕骨外側上顆
✅ 正しい。上腕長は肩峰〜上腕骨外側上顆。前腕長はこれに続いて上腕骨外側上顆〜橈骨茎状突起で測る。
✅ 正しい。上腕長は肩峰〜上腕骨外側上顆。前腕長はこれに続いて上腕骨外側上顆〜橈骨茎状突起で測る。
3. 下肢長 ― 上前腸骨棘から内果
✅ 正しい。棘果長(SMD)=上前腸骨棘〜内果。骨盤の傾きを含めた下肢全体の長さの評価に用いる。
✅ 正しい。棘果長(SMD)=上前腸骨棘〜内果。骨盤の傾きを含めた下肢全体の長さの評価に用いる。
4. 大腿長 ― 大転子から大腿骨内側上顆
❌ 誤り。大腿長は大転子から膝関節外側裂隙まで。内側上顆ではない。
❌ 誤り。大腿長は大転子から膝関節外側裂隙まで。内側上顆ではない。
5. 下腿長 ― 脛骨外側顆から内果
❌ 誤り。下腿長は膝関節外側裂隙(脛骨外側顆)から外果まで。内果ではない。
❌ 誤り。下腿長は膝関節外側裂隙(脛骨外側顆)から外果まで。内果ではない。
【試験対策ポイント】
四肢長は「どこからどこまで」を機械的に暗記するのが最短です。
| 計測項目 | 起点 | 終点 |
|---|---|---|
| 上肢長 | 肩峰 | 橈骨茎状突起(または第3指先端) |
| 上腕長 | 肩峰 | 上腕骨外側上顆 |
| 前腕長 | 上腕骨外側上顆 | 橈骨茎状突起 |
| 下肢長(棘果長SMD) | 上前腸骨棘 | 内果 |
| 下肢長(転子果長TMD) | 大転子 | 外果 |
| 大腿長 | 大転子 | 膝関節外側裂隙 |
| 下腿長 | 膝関節外側裂隙 | 外果 |
上肢は橈側(橈骨茎状突起) で終わり、下肢は棘果長だけが内果、それ以外は外果・外側で測ると整理すると混同しません。棘果長と転子果長の差から、股関節より近位(骨盤・大腿骨頭)の問題か、それより遠位の問題かを鑑別できる点も頻出です。
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