PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第41問

運動学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第41問(運動学)の正答は 3 です。運動学習におけるフィードバック情報のうち、結果の知識(knowledge of results:KR)は運動を終えた後に「目標に対してどれだけ達成できたか」を外部から与えられる情報です。

問題
運動学習理論で練習の後に与えられるのはどれか。
  1. 1. 言語教示
  2. 2. ガイダンス
  3. 3. 結果の知識
  4. 4. ハンドリング
  5. 5. デモンストレーション

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 結果の知識

運動学習におけるフィードバック情報のうち、結果の知識(knowledge of results:KR)は運動を終えた後に「目標に対してどれだけ達成できたか」を外部から与えられる情報です。練習の前や最中ではなく、試行の後に与えられる点が定義そのものです。


【各選択肢の解説】

1. 言語教示
❌ 誤り。課題のやり方を言葉で説明するもので、運動のに与えられる先行情報(インストラクション)です。
2. ガイダンス
❌ 誤り。運動の最中に誤りが起こらないよう物理的・言語的に誘導する方法です。過度に用いると学習を妨げます。
3. 結果の知識
✅ 正しい。試行後に与えられる外在的フィードバックで、「10cm手前で止まりました」のように運動の結果(目標達成度)を伝えるものです。
4. ハンドリング
❌ 誤り。療法士が徒手的に運動を誘導・修正する操作で、運動の最中に加えられる介入です。
5. デモンストレーション
❌ 誤り。手本を示して模倣させる方法で、運動のに与えられるモデル提示です。

【試験対策ポイント】

フィードバックの分類は混同しやすいので整理します。

分類内容タイミング
内在的フィードバック自分の感覚(視覚・体性感覚)で得る情報運動中・運動後
結果の知識(KR)目標に対する結果・達成度を外部から伝える運動後
パフォーマンスの知識(KP)運動のやり方・フォームについての情報運動後(映像・言語)

さらに与え方の原則も頻出です。

  • フィードバックの頻度:毎回与える(100%)と即時のパフォーマンスは向上するが依存を生み保持・転移は低下する。漸減させる・要約して与える方が学習効果が高い。
  • 練習スケジュール:恒常練習より多様練習、ブロック練習よりランダム練習の方が、練習中の成績は悪くても保持・転移に優れる(文脈干渉効果)。
  • 学習段階(Fitts&Posner):認知相 → 連合相 → 自動化相。
  • 全習法/分習法:課題が単純・連続的なら全習法、複雑で要素に分けられるなら分習法。
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