PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第52問

解剖学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第52問(解剖学)の正答は 4 です。有頭骨は遠位手根骨列の中央にある最大の手根骨で、近位では月状骨・舟状骨と、両隣では小菱形骨・有鈎骨と、遠位では第2〜4中手骨底と関節します。

問題
有頭骨と接していないのはどれか。
  1. 1. 舟状骨
  2. 2. 月状骨
  3. 3. 有鈎骨
  4. 4. 豆状骨
  5. 5. 小菱形骨

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 豆状骨

有頭骨は遠位手根骨列の中央にある最大の手根骨で、近位では月状骨・舟状骨と、両隣では小菱形骨・有鈎骨と、遠位では第2〜4中手骨底と関節します。豆状骨は三角骨の掌側面にのみ関節する種子骨(尺側手根屈筋腱内の種子骨)であり、有頭骨とは接していません。


【各選択肢の解説】

1. 舟状骨
❌ 有頭骨と接します。有頭骨の橈側近位で舟状骨の遠位面と関節面をもちます。
2. 月状骨
❌ 有頭骨と接します。有頭骨の丸い「頭部」が月状骨遠位の凹面にはまり込む形で関節します。
3. 有鈎骨
❌ 有頭骨と接します。遠位手根骨列で有頭骨のすぐ尺側に並び、互いに関節面をもちます。
4. 豆状骨
✅ 接していません。豆状骨は近位手根骨列に数えられますが、実際には三角骨の掌側面とだけ関節する種子骨で、他の手根骨とは関節をつくりません。
5. 小菱形骨
❌ 有頭骨と接します。遠位手根骨列で有頭骨のすぐ橈側に位置します。

【試験対策ポイント】

・手根骨の並び(橈側→尺側):近位列=舟状骨・月状骨・三角骨・豆状骨/遠位列=大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨。「父さん月三日、大小、有る有る」などの語呂で順番を固定する。
・豆状骨は「手根骨のなかで唯一、三角骨としか関節しない」=例外として出題される定番。尺側手根屈筋の停止部でもある。
・手根骨骨折で最多は舟状骨(解剖学的嗅ぎタバコ入れの圧痛)、脱臼で多いのは月状骨(正中神経麻痺を合併しやすい)。臨床とセットで覚える。

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