第48回 理学療法士国家試験 午前 第66問
生理学第48回午前
第48回 理学療法士国家試験 午前 第66問(生理学)の正答は 3 です。B細胞(Bリンパ球)は抗原刺激を受けると形質細胞(プラズマ細胞)へ分化し、抗体である免疫グロブリン(Ig)を産生します。
問題
生体の防御作用としてB細胞リンパ球が産生するのはどれか。
- 1. アセチルコリン
- 2. 興奮性アミノ酸
- 3. 免疫グロブリン ✓
- 4. インターフェロン-γ
- 5. インターロイキン-2
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 免疫グロブリン
B細胞(Bリンパ球)は抗原刺激を受けると形質細胞(プラズマ細胞)へ分化し、抗体である免疫グロブリン(Ig)を産生します。これが液性免疫の中心的なはたらきです。
【各選択肢の解説】
1. アセチルコリン
❌ 誤り。アセチルコリンは神経筋接合部や副交感神経節後線維などで働く神経伝達物質で、免疫細胞の防御産物ではありません。
❌ 誤り。アセチルコリンは神経筋接合部や副交感神経節後線維などで働く神経伝達物質で、免疫細胞の防御産物ではありません。
2. 興奮性アミノ酸
❌ 誤り。グルタミン酸・アスパラギン酸などの中枢神経系の興奮性伝達物質で、B細胞とは無関係です。
❌ 誤り。グルタミン酸・アスパラギン酸などの中枢神経系の興奮性伝達物質で、B細胞とは無関係です。
3. 免疫グロブリン
✅ 正しい。B細胞由来の形質細胞が産生する抗体で、IgG・IgA・IgM・IgD・IgEの5クラスがあります。
✅ 正しい。B細胞由来の形質細胞が産生する抗体で、IgG・IgA・IgM・IgD・IgEの5クラスがあります。
4. インターフェロン-γ
❌ 誤り。主にTh1細胞・NK細胞・細胞傷害性T細胞が産生するサイトカインで、マクロファージを活性化して細胞性免疫を強めます。
❌ 誤り。主にTh1細胞・NK細胞・細胞傷害性T細胞が産生するサイトカインで、マクロファージを活性化して細胞性免疫を強めます。
5. インターロイキン-2
❌ 誤り。主に活性化ヘルパーT細胞(Th1)が産生し、T細胞の増殖・分化を促すサイトカインです。
❌ 誤り。主に活性化ヘルパーT細胞(Th1)が産生し、T細胞の増殖・分化を促すサイトカインです。
【試験対策ポイント】
| 免疫グロブリン | 特徴 |
|---|---|
| IgG | 血中で最多(約70〜75%)。唯一胎盤を通過し新生児を守る |
| IgA | 分泌型として唾液・涙・初乳・腸管粘膜に多い。粘膜免疫の主役 |
| IgM | 感染初期(急性期)に最初に産生される。五量体で分子量最大 |
| IgD | B細胞表面の抗原受容体。血中濃度は微量 |
| IgE | I型アレルギー(気管支喘息・花粉症)と寄生虫感染に関与 |
・液性免疫=B細胞・抗体(細菌・毒素に有効)/細胞性免疫=T細胞・マクロファージ(ウイルス感染細胞・腫瘍・移植拒絶)の役割分担が基本の対比。
・免疫グロブリン大量療法(IVIg)はGuillain-Barré症候群やCIDPの標準治療の一つで、PTの臨床でも治療経過を理解するうえで押さえておきたい。
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