PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第48回 理学療法士国家試験 午前 第77問

内科学・臨床医学第48回午前

第48回 理学療法士国家試験 午前 第77問(内科学・臨床医学)の正答は 5 です。帯状疱疹は、小児期に水痘(みずぼうそう)として初感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が脊髄後根神経節に潜伏し、加齢や免疫低下を契機に再活性化して起こるウイルス感染症です。

問題
ウイルスによる感染症はどれか。
  1. 1. トキソプラズマ症
  2. 2. ジフテリア
  3. 3. カンジダ症
  4. 4. トラコーマ
  5. 5. 帯状疱疹

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 帯状疱疹

帯状疱疹は、小児期に水痘(みずぼうそう)として初感染した水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が脊髄後根神経節に潜伏し、加齢や免疫低下を契機に再活性化して起こるウイルス感染症です。デルマトーム(皮膚分節)に一致した片側性の帯状の水疱と激痛が特徴で、選択肢の中で唯一のウイルス性疾患です。


【各選択肢の解説】

1. トキソプラズマ症
❌ 誤り。原虫(Toxoplasma gondii)による感染症です。妊婦の初感染で先天性トキソプラズマ症を起こします。
2. ジフテリア
❌ 誤り。細菌(ジフテリア菌)による感染症です。毒素による偽膜性咽頭炎と、心筋炎・末梢神経麻痺を起こします。
3. カンジダ症
❌ 誤り。真菌(Candida albicans)による感染症で、免疫低下時の口腔内白苔(鵞口瘡)が代表的です。
4. トラコーマ
❌ 誤り。クラミジア(Chlamydia trachomatis)による結膜の感染症で、世界的な失明原因のひとつです。
5. 帯状疱疹
✅ 正しい。水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化によるウイルス感染症です。

【試験対策ポイント】

病原体の分類は毎年のように問われます。ウイルス・細菌・真菌・原虫・クラミジア/リケッチアの5群で整理しておきましょう。

分類代表疾患
ウイルス帯状疱疹・水痘・麻疹・風疹・インフルエンザ・肝炎(A〜E)・HIV・ポリオ
細菌結核・ジフテリア・破傷風・MRSA感染症・レジオネラ肺炎
真菌カンジダ症・アスペルギルス症・白癬
原虫トキソプラズマ症・マラリア・アメーバ赤痢
クラミジア・リケッチアトラコーマ・オウム病・つつが虫病

理学療法との関連では、帯状疱疹後神経痛(PHN)に対してTENSが用いられること、水疱期は感染性があり接触に注意が必要なことも押さえておきます。

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