PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第49回 理学療法士国家試験 午前 第40問

義肢装具学第49回午前

第49回 理学療法士国家試験 午前 第40問(義肢装具学)の正答は 3 です。Knight型腰椎装具は骨盤帯と胸椎バンドを2本の後方支柱と2本の側方支柱でつないだ硬性腰椎装具(LSO)で、腰椎の屈曲・伸展(後屈)・側屈を制限します。

問題
体幹装具について正しいのはどれか。
  1. 1. ダーメンコルセットの下端は骨盤にかからないように装着する。
  2. 2. Jewett型装具は体幹後屈の制限を目的とする。
  3. 3. Knight型装具は腰椎後屈の制限を目的とする。
  4. 4. Williams型装具は体幹前屈の制限を目的とする。
  5. 5. Taylor型装具は頸椎から仙椎までの可動域を制限する。

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — Knight型装具は腰椎後屈の制限を目的とする。

Knight型腰椎装具は骨盤帯と胸椎バンドを2本の後方支柱と2本の側方支柱でつないだ硬性腰椎装具(LSO)で、腰椎の屈曲・伸展(後屈)・側屈を制限します。したがって「腰椎後屈の制限を目的とする」は正しい記述です。


【各選択肢の解説】

1. ダーメンコルセットの下端は骨盤にかからないように装着する。
❌ 誤り。ダーメンコルセット(軟性腰椎装具)は骨盤(腸骨稜から殿部上部)をしっかり包み込むように装着します。骨盤で支えなければ腹圧が高まらず固定効果が得られません。
2. Jewett型装具は体幹後屈の制限を目的とする。
❌ 誤り。Jewett型は胸骨部・恥骨部の前方2点と胸腰椎部の後方1点で支える3点固定式で、体幹の屈曲(前屈)を制限します。胸腰椎移行部の圧迫骨折で用いられます。
3. Knight型装具は腰椎後屈の制限を目的とする。
✅ 正しい。硬性腰椎装具として屈曲・伸展・側屈を制限し、後屈の制限もその目的に含まれます。
4. Williams型装具は体幹前屈の制限を目的とする。
❌ 誤り。Williams型は伸展(後屈)と側屈を制限し、屈曲は自由にする装具で、腰椎分離すべり症や脊柱管狭窄症など後屈で症状が悪化する病態に用います。
5. Taylor型装具は頸椎から仙椎までの可動域を制限する。
❌ 誤り。Taylor型は骨盤帯・胸椎バンド・肩甲帯ストラップからなる胸腰仙椎装具(TLSO)で、対象は胸椎から仙椎です。頸椎は含みません。

【試験対策ポイント】

体幹装具は「何の動きを止めるか」で覚えるのが最短ルートです。

装具区分制限する運動主な適応
ダーメンコルセット軟性LSO腹圧上昇による全体的な支持腰痛症全般
Knight型硬性LSO屈曲・伸展・側屈腰椎椎間板ヘルニア・腰痛
Williams型硬性LSO伸展・側屈(屈曲は自由)腰椎分離すべり症・脊柱管狭窄症
Jewett型硬性TLSO(3点固定)屈曲胸腰椎移行部の圧迫骨折
Taylor型硬性TLSO屈曲・伸展胸腰椎の骨折・変形
Milwaukee型CTLSO側弯の矯正側弯症(胸椎頂椎が高位)

Williams型=後屈を止める(前屈は自由)/Jewett型=前屈を止めるという対の関係が最頻出です。「屈曲すると症状が出るなら屈曲を止める」と、病態から逆算して選べるようにしておきましょう。

📗 PTカコモンの学習教材

この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「理学療法学(評価・治療)」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。

▶ この範囲のノートを開く
全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
無料で過去問演習を始める ▶
登録30秒・ずっと無料
関連

▶ 第49回 全問一覧

▶ 義肢装具学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)