PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第49回 理学療法士国家試験 午前 第78問

内科学・臨床医学第49回午前

第49回 理学療法士国家試験 午前 第78問(内科学・臨床医学)の正答は 2 です。インフルエンザウイルスは咳・くしゃみ・会話で放出される直径5μm以上の飛沫によって伝播する代表的な飛沫感染症です。

問題
飛沫感染するのはどれか。
  1. 1. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
  2. 2. インフルエンザウイルス
  3. 3. Clostridium difficile
  4. 4. B型肝炎ウイルス
  5. 5. 緑膿菌

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — インフルエンザウイルス

インフルエンザウイルスは咳・くしゃみ・会話で放出される直径5μm以上の飛沫によって伝播する代表的な飛沫感染症です。飛沫は約1〜2mで落下するため、サージカルマスクと1〜2mの距離確保が予防の基本になります。


【各選択肢の解説】

1. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
❌ 誤り。接触感染が主体です。医療者の手指や器具を介して伝播するため、手指衛生と手袋・ガウンが対策の中心です。
2. インフルエンザウイルス
✅ 正しい。飛沫感染する代表的病原体です。麻疹・水痘・結核の3つが空気(飛沫核)感染であるのと区別します。
3. Clostridium difficile
❌ 誤り。接触感染です。芽胞を形成するためアルコール消毒が効きにくく、流水と石けんによる手洗いと次亜塩素酸ナトリウムでの環境清拭が必要です。
4. B型肝炎ウイルス
❌ 誤り。血液・体液を介した感染(針刺し事故・性行為・母子感染)で、飛沫では伝播しません。
5. 緑膿菌
❌ 誤り。接触感染です。湿潤環境を好み、人工呼吸器回路や洗面台などが感染源になります。

【試験対策ポイント】

感染経路別予防策は国試頻出。3経路で整理する。

経路代表的病原体必要な防護
空気(飛沫核)結核菌・麻疹・水痘N95マスク・陰圧個室
飛沫インフルエンザ・風疹・ムンプス・百日咳・マイコプラズマサージカルマスク・1〜2m距離
接触MRSA・緑膿菌・C. difficile・ノロウイルス・疥癬手指衛生・手袋・ガウン

覚え方:空気感染は「結核・麻疹・水痘」の3つだけ、残りの多くは飛沫か接触。C. difficileとノロはアルコール無効(流水手洗い)も頻出。

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