第53回 理学療法士国家試験 午前 第4問
理学療法評価学第53回午前
第53回 理学療法士国家試験 午前 第4問(理学療法評価学)は採点除外(全員に得点)の問題です。徒手筋力テストの段階2は、重力の影響を除いた(減らした)肢位で全可動域を動かせるかをみる段階である。
問題
Danielsらの徒手筋力テストにおける段階2の検査の開始肢位で正しいのはどれか。
- 1. 頸部伸展
- 2. 左肩関節内旋
- 3. 左股関節内転
- 4. 左股関節外旋
- 5. 左股関節伸展
正答:
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 100%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 採点除外(全員正解の扱い)
徒手筋力テストの段階2は、重力の影響を除いた(減らした)肢位で全可動域を動かせるかをみる段階である。そのため段階2の開始肢位は、運動が水平面で起こる肢位にするのが原則で、重力に抗して動かす段階3以上の開始肢位とは異なる(Daniels 第9版)。図の肢位が「水平面の運動か、重力に抗する運動か」で見分ける。
【各選択肢の解説】
1. 頸部伸展
❌ 誤り。図は腹臥位で頭部を支えずに台の端から出しており、頭を重力に抗して持ち上げる段階3以上の開始肢位である。正しくは、段階2では検者が頭部を支え、重力の影響を減らした状態で運動させる。
❌ 誤り。図は腹臥位で頭部を支えずに台の端から出しており、頭を重力に抗して持ち上げる段階3以上の開始肢位である。正しくは、段階2では検者が頭部を支え、重力の影響を減らした状態で運動させる。
2. 左肩関節内旋
✅ 正しい。腹臥位で上肢を台の端から垂直に垂らすと、上腕の軸のまわりの回旋は水平面の運動になり、重力の影響を受けにくい。これが肩の回旋の段階2の開始肢位である(Daniels 第9版)。
✅ 正しい。腹臥位で上肢を台の端から垂直に垂らすと、上腕の軸のまわりの回旋は水平面の運動になり、重力の影響を受けにくい。これが肩の回旋の段階2の開始肢位である(Daniels 第9版)。
3. 左股関節内転
❌ 誤り。図は側臥位で上側の下肢を検者が支えた肢位で、下側の下肢を重力に抗して持ち上げる段階3以上の開始肢位である。正しくは、段階2は背臥位で下肢を外転位に置き、台の上を滑らせるように内転させる。
❌ 誤り。図は側臥位で上側の下肢を検者が支えた肢位で、下側の下肢を重力に抗して持ち上げる段階3以上の開始肢位である。正しくは、段階2は背臥位で下肢を外転位に置き、台の上を滑らせるように内転させる。
4. 左股関節外旋
❌ 誤り。図は端座位で、検者が一方の下肢を膝伸展位で水平に持ち上げて支え、もう一方の下腿は台の縁から垂れている肢位であり、股関節外旋の段階2の開始肢位ではない。正しくは、段階2は背臥位で下肢を内旋位に置き、そこから外旋させる(台の上で脚を転がすように回すので、重力の影響を受けにくい)。
❌ 誤り。図は端座位で、検者が一方の下肢を膝伸展位で水平に持ち上げて支え、もう一方の下腿は台の縁から垂れている肢位であり、股関節外旋の段階2の開始肢位ではない。正しくは、段階2は背臥位で下肢を内旋位に置き、そこから外旋させる(台の上で脚を転がすように回すので、重力の影響を受けにくい)。
5. 左股関節伸展
❌ 誤り。図は腹臥位・膝屈曲位で大腿を持ち上げる肢位で、重力に抗して伸展させる段階3以上の開始肢位である。正しくは、段階2は側臥位で検査する下肢を上にして検者が支え、水平面で伸展させる。
❌ 誤り。図は腹臥位・膝屈曲位で大腿を持ち上げる肢位で、重力に抗して伸展させる段階3以上の開始肢位である。正しくは、段階2は側臥位で検査する下肢を上にして検者が支え、水平面で伸展させる。
【試験対策ポイント】
| 運動 | 段階3以上の開始肢位 | 段階2の開始肢位 |
|---|---|---|
| 肩の回旋 | 腹臥位・肩外転90°・前腕を台から垂らす | 腹臥位・上肢全体を台から垂らす |
| 股関節内転 | 側臥位(下側の下肢を検査) | 背臥位・外転位から内転 |
| 股関節外旋 | 端座位 | 背臥位 |
| 股関節伸展 | 腹臥位 | 側臥位(検査側が上) |
(Daniels 第9版)
- 段階2=重力の影響を除いた面で全可動域を動かせる。開始肢位は「運動が水平面になる体位」を選ぶ
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