第47回 理学療法士国家試験 午前 第24問
理学療法評価学第47回午前
第47回 理学療法士国家試験 午前 第24問(理学療法評価学)の正答は 2・5 です。Danielsらの徒手筋力テストでは、段階2は原則として重力を除いた肢位(重力最小肢位)で全可動域を動かせるかで判定します。
問題
Danielsらの徒手筋力テストにおいて、筋力2を抗重力位で判定するのはどれか。2つ選べ。
- 1. 膝関節伸展
- 2. 肩関節屈曲 ✓
- 3. 股関節外転
- 4. 肘関節伸展
- 5. 体幹伸展 ✓
正答:2・5番
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解説
■ 正答:2・5番 — 肩関節屈曲/体幹伸展
Danielsらの徒手筋力テストでは、段階2は原則として重力を除いた肢位(重力最小肢位)で全可動域を動かせるかで判定します。しかし肩関節屈曲と体幹伸展は、重力を除いた肢位の設定が難しいため、段階3〜5と同じ抗重力位のまま可動域の程度で段階2を判定します。
【各選択肢の解説】
1. 膝関節伸展
❌ 誤り。段階3〜5は端座位(抗重力位)で行い、段階2は検査側を上にした側臥位で下肢を支えて重力の影響を除いて判定する。
❌ 誤り。段階3〜5は端座位(抗重力位)で行い、段階2は検査側を上にした側臥位で下肢を支えて重力の影響を除いて判定する。
2. 肩関節屈曲
✅ 正しい。重力を除いた肢位(側臥位で上肢を支持する肢位)の設定と保持が難しいため、段階2も座位(抗重力位)のままで、可動域の一部しか動かせないかどうかにより判定する。
✅ 正しい。重力を除いた肢位(側臥位で上肢を支持する肢位)の設定と保持が難しいため、段階2も座位(抗重力位)のままで、可動域の一部しか動かせないかどうかにより判定する。
3. 股関節外転
❌ 誤り。段階3〜5は側臥位(抗重力位)、段階2は背臥位で下肢を支持面上に滑らせる重力最小肢位で判定する。
❌ 誤り。段階3〜5は側臥位(抗重力位)、段階2は背臥位で下肢を支持面上に滑らせる重力最小肢位で判定する。
4. 肘関節伸展
❌ 誤り。段階3〜5は腹臥位で肩90°外転位(抗重力位)、段階2は座位で上肢を台の上に置き水平面上で伸展させる重力最小肢位で判定する。
❌ 誤り。段階3〜5は腹臥位で肩90°外転位(抗重力位)、段階2は座位で上肢を台の上に置き水平面上で伸展させる重力最小肢位で判定する。
5. 体幹伸展
✅ 正しい。腹臥位で行うテストであり、重力を除いた肢位を設定できない。したがって段階2も腹臥位(抗重力位)のまま、頭部・胸郭をどこまで挙上できるかで判定する。
✅ 正しい。腹臥位で行うテストであり、重力を除いた肢位を設定できない。したがって段階2も腹臥位(抗重力位)のまま、頭部・胸郭をどこまで挙上できるかで判定する。
【試験対策ポイント】
MMTの段階は「重力」と「抵抗」の2軸で決まります。
- 5(Normal):最大抵抗に抗して全可動域
- 4(Good):中等度の抵抗に抗して全可動域
- 3(Fair):抵抗なしで抗重力位の全可動域
- 2(Poor):重力を除いた肢位で全可動域
- 1(Trace):収縮は触知できるが関節運動なし
- 0(Zero):収縮なし
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