文章補完ST Toolbox
キャビネット 0
リハビリ教材 > 文章補完

文章補完プリント

文の( )に入ることばを選んで、文を完成させます。文脈から語を引き出す課題です。

文脈が喚語を助ける

「はさみで紙を( )」と言われれば、単独で「切る」を思い出すより語が出やすくなります。文脈は喚語の強い手がかりです。この課題は、その手がかりを使って語を引き出す練習であり、同時に「文として意味が通るか」を判断する読解の課題でもあります。

呼称ができない方でも、文脈があれば出ることがあります。出た語はそこにあるということなので、そこから呼称につなげる道筋が立ちます。

難易度の上げ方

レベル中身ねらい
1身のまわりの動作食べる・飲む・書く。日常でいちばん使う動詞
2生活の場面場面の知識が手がかりになる文
3前の文からの推論直接書かれていないことを埋める
4助数詞・オノマトペ一本・二枚・ざあざあ。日本語に固有で、失語症で落ちやすい
5長い文読解の負荷が上がる。保持しながら埋める

レベル4の助数詞は、外国語話者だけでなく失語症でも崩れやすいところです。「鉛筆が三( )」が出てこない場合、名詞の呼称は保たれていても助数詞の選択だけが落ちている、という切り分けができます。

選択肢を自動で作っていない

助詞プリントと同じで、選択肢は1問ずつ人が決めてあります。機械にダミーを選ばせると「入れても文が通ってしまう語」が混ざり、採点できなくなるためです。並び順だけが毎回変わります。

書く形にすると別の課題になる

書く形にすると選択肢が消え、( )が広くなります。このとき正解は一つに決まりません。「はさみで紙を( )」に「切ります」でも「きった」でも、意味が通れば正解です。解答面の語はあくまで一例として扱ってください。文として成立していれば○です。

よくある質問

文の数はどのくらいありますか
レベルごとに十数問です。足りない場合は近いレベルの文が混ざります。文脈のある文は自動生成できないので、ここは今後増やしていく部分です。
語想起の課題とどう違いますか
語想起プリントは手がかりがカテゴリーや語頭音だけで、答えが無数にあります。こちらは文脈があるぶん出やすく、答えがほぼ一つに決まります。出にくい方はこちらから始めてください。

このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。