「あか」と書かれた青い文字を見て「あお」と答えます。読んでしまう反応を抑える課題です。
文字を読むのは自動的な処理なので、色を答えようとしても文字のほうが先に出てきます。それを抑えて色を答える、という葛藤の解決が課題の中身です。前頭葉機能、特に反応の抑制を見ます。
抑制が弱いと、生活場面では「言われる前に手が出る」「一度始めたことをやめられない」といった形で表れます。この課題が難しい方には、行動の前に一呼吸置く練習として使う意味があります。
効くのは不一致の割合です。レベルが低いと文字と色が一致している項目が多く混ざるので、抑制の負荷が下がります。レベル5ではほぼ全部が不一致になります。語数を増やせば持続の負荷も上がります。
まず「文字を読む」条件で1枚やり、次に「色を答える」条件で1枚やると、差がはっきり出ます。同じ紙で両方やってもかまいませんが、2回目は文字を覚えているので、別の紙を使うほうが正確です。まとめて作っておけば毎回違う紙を使えます。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。