第15回 言語聴覚士国家試験 第15問
臨床神経学第15回
第15回 言語聴覚士国家試験 第15問(臨床神経学)の正答は 4 です。一過性脳虚血発作の局在を問う。
問題
55歳の男性。右利き。最近1週間に3回、約20分続く右の片麻痺と左眼の暗黒感が出現するため来院した。
障害動脈はどれか。
- 1.右中大脳動脈
- 2.右内頸動脈
- 3.椎骨脳底動脈
- 4.左内頸動脈 ✓
- 5.左中大脳動脈
正答:4番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 40.1%難問
187人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 右片麻痺と左眼黒内障は左内頸動脈の病変
一過性脳虚血発作の局在を問う。右片麻痺は左大脳半球、左眼の一過性黒内障は左眼動脈(左内頸動脈の枝)の虚血を示す。両者を同時に説明できるのは左内頸動脈である。
【各選択肢の解説】
1. 右中大脳動脈
❌ 誤り。左片麻痺をきたす側。正しくは右片麻痺+左眼黒内障は左内頸動脈の病変で説明される。
❌ 誤り。左片麻痺をきたす側。正しくは右片麻痺+左眼黒内障は左内頸動脈の病変で説明される。
2. 右内頸動脈
❌ 誤り。右眼黒内障・左片麻痺となる側。正しくは左眼黒内障+右片麻痺は左内頸動脈である。
❌ 誤り。右眼黒内障・左片麻痺となる側。正しくは左眼黒内障+右片麻痺は左内頸動脈である。
3. 椎骨脳底動脈
❌ 誤り。後方循環で症状が異なる。正しくは椎骨脳底動脈系の虚血はめまい・複視・失調などの脳幹・小脳症状を起こし、眼動脈は内頸動脈の枝なので片眼の黒内障は説明できない。
❌ 誤り。後方循環で症状が異なる。正しくは椎骨脳底動脈系の虚血はめまい・複視・失調などの脳幹・小脳症状を起こし、眼動脈は内頸動脈の枝なので片眼の黒内障は説明できない。
4. 左内頸動脈
✅ 正しい(=正答)。右片麻痺+左眼黒内障を説明できる。
✅ 正しい(=正答)。右片麻痺+左眼黒内障を説明できる。
5. 左中大脳動脈
❌ 誤り。眼動脈を分枝せず黒内障は説明できない。正しくは眼動脈は左内頸動脈から分枝するので、両方の症状を説明できるのは左内頸動脈である。
❌ 誤り。眼動脈を分枝せず黒内障は説明できない。正しくは眼動脈は左内頸動脈から分枝するので、両方の症状を説明できるのは左内頸動脈である。
【試験対策ポイント】
眼動脈は同側の内頸動脈から分枝するため、一過性黒内障は同側内頸動脈病変を示す。運動麻痺は対側半球。左眼黒内障+右片麻痺=左内頸動脈という「同側眼・対側手足」の組合せが内頸動脈病変の典型像。
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