第28回 言語聴覚士国家試験 第19問
第28回 言語聴覚士国家試験 第19問(臨床神経学)の正答は 4 です。パーキンソン病は黒質のドパミン神経が変性し、線条体のドパミンが不足する疾患で、安静時振戦・筋強剛(固縮)・無動(寡動)・姿勢反射障害の四主徴を呈する。
- 1.振戦
- 2.筋強剛
- 3.小刻み歩行
- 4.呼吸筋麻痺 ✓
- 5.姿勢反射障害
正答:4番
初回正答率 76.2%やさしい
353人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
パーキンソン病は黒質のドパミン神経が変性し、線条体のドパミンが不足する疾患で、安静時振戦・筋強剛(固縮)・無動(寡動)・姿勢反射障害の四主徴を呈する。これに小刻み歩行やすくみ足、小声・仮面様顔貌が加わる。呼吸筋の麻痺は錐体路や末梢神経障害でみられるものであり、パーキンソン病の直接症状ではない。
【各選択肢の解説】
❌ 誤り。安静時にみられる丸薬丸め様振戦が特徴で、主症状である。正しくはパーキンソン病でみられる。
❌ 誤り。歯車様・鉛管様の固縮として主症状にあたる。正しくはパーキンソン病でみられる。
❌ 誤り。前傾姿勢・小刻み・突進現象として典型的にみられる。正しくはパーキンソン病でみられる。
✅ 正しい。パーキンソン病の症状ではない(=正答)。進行期に誤嚥や声量低下はあるが、運動神経の「麻痺」ではない。
❌ 誤り。四主徴の一つで、転倒しやすくなる。正しくはパーキンソン病でみられる。
【試験対策ポイント】
四主徴は「振戦・固縮・無動・姿勢反射障害」。麻痺(運動神経の障害)は含まれない点が頻出。重症度はホーン・ヤール分類で評価され、便秘・嗅覚低下・うつ・睡眠障害などの非運動症状も伴う。治療はL-ドパなどによるドパミン補充が中心だが、長期使用で薬効の変動(ウェアリングオフ)や不随意運動が問題となる。発話面では小声・単調・早口(加速)といった運動低下性構音障害をきたし、STが関与する。
| パーキンソン病でみられる | みられない |
|---|---|
| 安静時振戦・固縮 | 弛緩性/痙性麻痺 |
| 無動・寡動・小声 | 呼吸筋麻痺 |
| 姿勢反射障害・小刻み歩行 | 感覚脱失 |
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