第15回 言語聴覚士国家試験 第39問
音声学第15回
第15回 言語聴覚士国家試験 第39問(音声学)の正答は 2 です。日本語のイントネーションの性質を問う。
問題
日本語(共通語)のイントネーションの性質として適切なのはどれか。
a.統語構造が反映される。
b.単語ごとに決まっている。
c.上昇したピッチは文末まで下がらない。
d.アクセントが関与しない。
e.ダウンステップが生じる。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:2番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 39.7%難問
131人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — イントネーションは統語構造を反映しダウンステップが生じる
日本語のイントネーションの性質を問う。イントネーションは句や節の統語構造を反映し、発話が進むにつれてピッチが段階的に下がるダウンステップが生じる。
【各選択肢の解説】
a. 統語構造が反映される。
✅ 正しい。句・節の境界や係り受けがピッチの区切り・立て直しとして反映される。
✅ 正しい。句・節の境界や係り受けがピッチの区切り・立て直しとして反映される。
b. 単語ごとに決まっている。
❌ 誤り。単語ごとに決まっているのは語のアクセントである。正しくはイントネーションは文・句の単位で、発話の意図や構造によって変わる。
❌ 誤り。単語ごとに決まっているのは語のアクセントである。正しくはイントネーションは文・句の単位で、発話の意図や構造によって変わる。
c. 上昇したピッチは文末まで下がらない。
❌ 誤り。通常は下降する。正しくは句ごとに上昇したピッチは下降し、文全体としても文末に向かって下がっていく(自然下降)。
❌ 誤り。通常は下降する。正しくは句ごとに上昇したピッチは下降し、文全体としても文末に向かって下がっていく(自然下降)。
d. アクセントが関与しない。
❌ 誤り。アクセントと相互作用する。正しくは語のアクセント(下がり目)がイントネーションの形に関与し、ダウンステップもアクセントによって生じる。
❌ 誤り。アクセントと相互作用する。正しくは語のアクセント(下がり目)がイントネーションの形に関与し、ダウンステップもアクセントによって生じる。
e. ダウンステップが生じる。
✅ 正しい。アクセントのある語の後でピッチ域が一段下がるダウンステップが生じる。
✅ 正しい。アクセントのある語の後でピッチ域が一段下がるダウンステップが生じる。
→ 適切なのはa・eの組合せ2番が正答となる。
【試験対策ポイント】
アクセントは語ごとに決まる相対的な高低、イントネーションは文・句のレベルのピッチの動き。日本語では文が進むとピッチ帯が下がる(ダウンステップ/自然下降)が起こり、句構造が反映される。語のアクセントと文のイントネーションの守備範囲を区別する。
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