STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第16回 言語聴覚士国家試験 第42問

聴覚心理学第16回

第16回 言語聴覚士国家試験 第42問(聴覚心理学)の正答は 5 です。音の高さ(ピッチ)は周波数に対応するが、知覚は非線形である。

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問題
音の高さについて誤っているのはどれか。
  1. 1.音の振動周波数に関係する 。
  2. 2.メル尺度で表される。
  3. 3.1, 000 Hz、40 dB SPL の純音を基準にする。
  4. 4.周期的複合音の基音がなくても感じる。
  5. 5.1オクターブは2 倍の高さの違いに感じる。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 36.4%難問

107人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 1オクターブは周波数2倍だが高さが2倍に感じるわけではない

音の高さ(ピッチ)は周波数に対応するが、知覚は非線形である。1オクターブは周波数が2倍の関係だが、主観的な高さが「2倍」に感じられるわけではない。



【各選択肢の解説】

1. 音の振動周波数に関係する。
✅ 正しい。音の高さの主な物理的対応量は周波数である。
2. メル尺度で表される。
✅ 正しい。メル尺度は高さの心理尺度である。
3. 1,000Hz、40dB SPLの純音を基準にする。
✅ 正しい。メル尺度は1,000Hzの純音の高さを1,000メルと定めて基準にする。原典(Stevens・Volkmann・Newman 1937)では基準音の強さを閾値上40dB(感覚レベル)としており、設問の「40dB SPL」は厳密な表記ではないが、公式正答は5のみで本肢は正しい扱いである。
4. 周期的複合音の基音がなくても感じる。
✅ 正しい。基音を除いても基音の高さが知覚される(ミッシングファンダメンタル)。
5. 1オクターブは2倍の高さの違いに感じる。
❌ 誤り。周波数は2倍でも主観的高さは2倍にはならない(=正答)。正しくは1オクターブは周波数比2:1の物理的関係で、主観的な高さ(メル)は2倍にならない。


【試験対策ポイント】
周波数(物理量)と高さ(心理量)は別物。メル尺度は主観的高さを表し、周波数との関係は非線形。オクターブ=周波数比2:1という物理関係を、主観的高さの倍率と混同しないこと。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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