第16回 言語聴覚士国家試験 第44問
言語学第16回
第16回 言語聴覚士国家試験 第44問(言語学)の正答は 2 です。異形態(allomorph)は同一形態素の音形の変異である。
問題
異形態に関する説明として適切でないのはどれか。
- 1.ら抜き可能形はその一例である 。
- 2.同一音素の場合に限られる 。 ✓
- 3.屈折、派生、複合、いずれにも現れ得る。
- 4.母語話者はその音韻的違いが分かる 。
- 5.表記上区別されないこともある。
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 異形態は同一音素に限られない
異形態(allomorph)は同一形態素の音形の変異である。音素そのものが異なる変異も含むため、「同一音素の場合に限られる」は誤り。
【各選択肢の解説】
1.ら抜き可能形はその一例である ❌ 正しい(形態の変異)。
2.同一音素の場合に限られる ✅ 誤り。異なる音素間の変異も異形態に含む(=正答)。
3.屈折・派生・複合いずれにも現れ得る ❌ 正しい。
4.母語話者はその音韻的違いが分かる ❌ 正しい。
5.表記上区別されないこともある ❌ 正しい。
【試験対策ポイント】
形態素は意味の最小単位、異形態はその具体的な音形のバリエーション。英語複数形 -s/-z/-ɪz のように音素レベルで異なっても同一形態素なら異形態。「同一音素に限る」は定義を狭めた誤り。
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