第16回 言語聴覚士国家試験 第48問
リハ医学第16回
リハビ リテ シ ョンについて正しい組合せはどれか。
a.教育リハビリテーション ― 特別支援学校
b.職業リハビリテーション ― 障害者職業センター
c.社会リハビリテーション ― 臨床工学技士
d.医学リハビリテーション ― 児童相談所
e.地域リハビリテーション ― 救急救命士
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — a,b
リハビリテーション(リハ)の5つの分類は、それぞれ目的と対応する実施機関が明確に定められています。この問題は「リハビリテーションの種類」と「それを実施する適切な機関」の組み合わせを問うており、正答はa(教育リハ・特別支援学校)とb(職業リハ・障害者職業センター)の組み合わせのみが正しいです。
---
【各選択肢の解説】
a. 教育リハビリテーション — 特別支援学校
✅ 正しい。教育リハビリテーションは障害児(者)が学習・発達支援を通じて社会参加を目指すもので、特別支援学校(視覚・聴覚・知的・肢体不自由・病弱)がその主要実施機関です。
b. 職業リハビリテーション — 障害者職業センター
✅ 正しい。職業リハビリテーションは障害者の就労を支援するリハであり、障害者職業センター(障害者職業訓練校を含む)がハローワークと連携して実施する標準的な機関です。
c. 社会リハビリテーション — 臨床工学技士
❌ 誤り。社会リハビリテーションは「地域社会への参加・統合」を目的とし、自治体の福祉事務所・社会福祉施設・地域包括支援センターなどが実施機関です。臨床工学技士は医療機器(人工呼吸器・透析装置など)の管理・操作を担う職種であり、社会リハビリテーション専従者ではありません。
d. 医学リハビリテーション — 児童相談所
❌ 誤り。医学リハビリテーションは「医学的観点から行う身心機能の回復」を目的とし、病院・診療所・リハビリテーション施設が実施機関です。児童相談所は児童虐待・非行相談・療育指導に関わる児童福祉機関であり、医学リハビリテーション提供機関ではありません。
e. 地域リハビリテーション — 救急救命士
❌ 誤り。地域リハビリテーションは「既存のリハサービスを地域全体で実施する包括的アプローチ」であり、市町村・保健所・医療機関・福祉施設などが連携して行います。救急救命士は病院前救護(心肺蘇生・初期対応)の専門職で、地域リハビリテーションの主要職種ではありません。
---
【試験対策ポイント】
リハビリテーションの5分類と対応機関
| リハ区分 | 目的 | 主要実施機関 |
|---|---|---|
| 医学リハ | 医学的観点から身心機能回復 | 病院・診療所・リハ施設 |
| 教育リハ | 学習・発達支援を通じた社会参加 | 特別支援学校・教育委員会 |
| 職業リハ | 障害者の就労支援 | 障害者職業センター・ハローワーク |
| 社会リハ | 地域社会への参加・統合 | 福祉事務所・福祉施設・包括支援センター |
| 地域リハ | 既存サービスを地域で包括的実施 | 市町村・保健所・医療機関(複合体) |
頻出誤謬パターン:
- 臨床工学技士:医療機器管理が専門。社会リハとは無関(関係ない)
- 児童相談所:児童福祉・虐待相談機関。医学リハ提供機関ではない
- 救急救命士:病院前救護専門。地域リハとは別体系
組み合わせ問題の解法:
正答肢は「2つ正しい組