第28回 言語聴覚士国家試験 第110問
第28回 言語聴覚士国家試験 第110問(リハ医学)の正答は 2 です。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の呼吸リハビリテーションでは、効率のよい呼吸を身につけることが重要で、口すぼめ呼吸や腹式(横隔膜)呼吸を指導する。
- 1.栄養指導を行う。
- 2.胸式呼吸を指導する。 ✓
- 3.体位排痰法を指導する。
- 4.息切れを聴取しながら行う。
- 5.運動耐容能の向上を目標とする。
正答:2番
初回正答率 48%難問
127人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の呼吸リハビリテーションでは、効率のよい呼吸を身につけることが重要で、口すぼめ呼吸や腹式(横隔膜)呼吸を指導する。胸式呼吸は補助呼吸筋に頼り効率が悪く、息切れを助長しやすいため、これを指導するのは適切でない。選択肢2が誤りである。
【各選択肢の解説】
❌ 正しい。COPDでは消耗による低栄養が多く、栄養管理は重要である。
✅ 誤り(=正答)。効率の悪い胸式呼吸ではなく、口すぼめ呼吸や腹式呼吸を指導する。
❌ 正しい。痰の喀出を助ける体位ドレナージは有効な手技である。
❌ 正しい。自覚的な息切れの程度を確認しながら運動強度を調整する。
❌ 正しい。運動療法により持久力・運動耐容能の改善をめざす。
【試験対策ポイント】
COPDの呼吸リハは「口すぼめ呼吸・腹式呼吸・運動療法・排痰・栄養・教育」が柱。口すぼめ呼吸は呼気時の気道の虚脱を防ぎ、息切れを和らげる。効率の悪い胸式呼吸を促すのは方針に反する。
| 適切な指導 | 避けたい指導 |
|---|---|
| 口すぼめ呼吸・腹式呼吸 | 胸式呼吸 |
| 運動療法・排痰・栄養指導 | — |
息切れを評価しながら無理のない強度で継続することが、運動耐容能とQOLの向上につながる。口すぼめ呼吸は呼気の気道内圧を保って末梢気道の虚脱を防ぎ、腹式呼吸は横隔膜を活用して効率よく換気するため、両者を組み合わせて日常動作に取り入れることが息切れの軽減に役立つ。
この問題の初回正答率は48%——受験者の52%が落としています。この範囲(リハ医学)は買い切りのST国試ノート(¥850)の棚には入っていません。まずは同じ科目だけを続けて解いて、どこが抜けているかを出すのが早道です。
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