STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第17回 言語聴覚士国家試験 第101問

リハ医学第17回
ICF(国際生活機能分類)の「活動」に該当しないのはどれか。
  1. 1.テニスコートまでの移動
  2. 2.スポーツウェアの着脱
  3. 3.トイレでの排泄
  4. 4.ボールをラケットで打つこと
  5. 5.テニスを楽しむこと ✓

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — テニスを楽しむこと ICFの「活動」は、個人が実行する具体的な課題や行動であり、「〇〇する」という動作や行為そのものを指します。「テニスを楽しむこと」は心理的・感情的な体験であり、具体的な実行行為ではなく「参加」レベルの概念に該当するため、活動には含まれません。 --- 【各選択肢の解説】 1. テニスコートまでの移動 ✅ 正しい。「移動する」は具体的な活動であり、ICFの活動に該当します。歩行・移動は活動の典型例です。 2. スポーツウェアの着脱 ✅ 正しい。「着脱する」は日常生活動作(セルフケア)に分類される具体的な活動です。衣服の管理はICF活動の重要な領域です。 3. トイレでの排泄 ✅ 正しい。「排泄する」は生活の基本的な活動であり、トイレ使用も含めた具体的な行為として活動に該当します。 4. ボールをラケットで打つこと ✅ 正しい。「打つ」は明確な運動行為であり、具体的なタスク実行として活動に該当します。これはスポーツに関連した活動です。 5. テニスを楽しむこと ❌ 誤り。「楽しむ」は心理的・感情的な経験であり、実行行為ではありません。これはむしろ「参加」(生活場面への関与)レベルの概念です。 --- 【試験対策ポイント】 ICFの構造(3つのレベル) | レベル | 内容 | 例 | |---|---|---| | 心身機能・構造 | 身体の機能や臓器の構造 | 筋力低下、麻痺、関節可動域制限 | | 活動 | 個人が実行する具体的な課題や行為 | 歩く、着脱、食べる、排泄、会話 | | 参加 | 人生場面への関与(社会的役割) | スポーツに参加する、仕事をする、趣味を楽しむ | 活動 vs 参加の区別 - 活動:「〇〇できる」「〇〇する」という行為そのもの - 参加:「〇〇を通じた人生経験」「社会的関与」 「テニス」の例での違い - 活動レベル:ラケットを握る、ボールを打つ、移動する - 参加レベル:テニスを楽しむ、テニスチームに入る、競技する 暗記法 「活動」は「動詞で表現できる具体的な行為」。「楽しむ」は感情であり、行為ではない。
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