第17回 言語聴覚士国家試験 第121問
第17回 言語聴覚士国家試験 第121問(聴覚系)の正答は 2 です。聴覚・平衡覚の検査に関する正しい記述を問う。
- 1.耳小骨筋反射が反対側刺激で検出されるのは交叉聴取による。
- 2.耳小骨筋反射は刺激側の聴力を反映する。 ✓
- 3.聴性脳幹反応(ABR)は音刺激後1ms以内に認められる誘発電位である。
- 4.前庭誘発筋電位(VEMP) は外有毛細胞の機能検査として用いられる。
- 5.方向感検査は一側性難聴の診断に用いられる。
正答:2番
初回正答率 25.6%難問
78人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
聴覚・平衡覚の検査に関する正しい記述を問う。耳小骨筋反射(アブミ骨筋反射)の閾値は、刺激音を入れた側の聴力(伝音・感音の状態)を反映する。
【各選択肢の解説】
1.反対側刺激で検出されるのは交叉聴取による:❌誤り。両側性の反射弓(交叉する神経路)によるもので、交叉聴取によるものではない。
2.耳小骨筋反射は刺激側の聴力を反映する:✅正答。刺激音を入れた耳の聴力状態を反映する。
3.ABRは音刺激後1ms以内に認められる誘発電位である:❌誤り。ABRは刺激後おおむね1~10msに現れる(I~V波)。
4.VEMPは外有毛細胞の機能検査として用いられる:❌誤り。VEMPは前庭(耳石器)・前庭神経系の検査。
5.方向感検査は一側性難聴の診断に用いられる:❌誤り。方向感(音源定位)は両耳機能の評価。
【試験対策ポイント】
アブミ骨筋反射は強い音で両耳のアブミ骨筋が収縮する反射で、反射弓が交叉するため対側刺激でも記録できる。閾値は刺激側の聴力を反映し、伝音難聴で消失、補充現象で閾値低下。ABRは潜時1~10msの脳幹由来電位、VEMPは前庭機能検査。各検査が反映する部位・機能を区別する。
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