STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第17回 言語聴覚士国家試験 第138問

音声学第17回

第17回 言語聴覚士国家試験 第138問(音声学)の正答は 3 です。下線部の子音に同化がみられるものを問う。

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問題
下線部(【】内)の子音に同化が見られるのはどれか。
  1. 1.あさ【が】お(朝顔)
  2. 2.か【た】な(刀)
  3. 3.し【ん】ぶん(新聞) ✓
  4. 4.はな【ぢ】(鼻血)
  5. 5.み【れ】る(見れる)

正答:3番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 43.9%難問

107人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
👥 読者の報告をもとに修正済み(2026-08-12)— ご指摘ありがとうございました
■ 正答:3番 — 「しんぶん」は撥音が後続子音に同化する

下線部の子音に同化がみられるものを問う。「しんぶん(新聞)」では、撥音「ん」が後続の両唇音[b]の影響を受けて両唇鼻音[m]として実現される(連続同化)。


【各選択肢の解説】

1. あさ【が】お(朝顔)
❌ 誤り。同化でない。正しくは「あさ+かお」の複合で「か」が「が」になる連濁である。
2. か【た】な(刀)
❌ 誤り。同化でない。正しくは[t]は本来の子音のままで、前後の音の影響による変化はない。
3. し【ん】ぶん(新聞)
✅ 正しい(=正答)。撥音が後続の両唇音に同化し[m]となる。
4. はな【ぢ】(鼻血)
❌ 誤り。これは連濁(「ち」→「ぢ」)。正しくは「はな+ち」の複合で後部要素の語頭が濁る連濁で、同化ではない。
5. み【れ】る(見れる)
❌ 誤り。これはいわゆる「ら抜き」で、同化ではない。正しくは「見られる」の「ら」が脱落した可能形(ら抜き言葉)で、文法上の変化である。

【試験対策ポイント】
同化=隣り合う音が影響し合って似た音になる現象。日本語の撥音「ん」は後続音に応じて調音位置が変わり(両唇音の前で[m]、軟口蓋音の前で[ŋ]など)、典型的な同化例。連濁(鼻血)やら抜き(見れる)は別の現象なので混同しない。撥音の同化が代表例。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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