STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第17回 言語聴覚士国家試験 第139問

音響学第17回

第17回 言語聴覚士国家試験 第139問(音響学)の正答は 4 です。両唇鼻音[m]の音響特徴として誤っているものを問う。

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問題
[m]の音響特徴として誤っているのはどれか。
  1. 1.アンチホルマントが存在する。
  2. 2.鼻音ホルマントが存在する。
  3. 3.口腔の共鳴特性が関与する。
  4. 4.鼻腔と口唇からの音声波が放射される。 ✓
  5. 5.音源は声門だけに存在する。

正答:4番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 32.5%難問

77人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — [m]は両唇を閉じるため口唇から音声波は放射されない

両唇鼻音[m]の音響特徴として誤っているものを問う。[m]は両唇を閉鎖して鼻腔へ気流を通す音なので、音声波は鼻腔から放射され、口唇からは放射されない。


【各選択肢の解説】

1. アンチホルマントが存在する。
✅ 正しい。鼻音には反共鳴(アンチホルマント)がみられる。
2. 鼻音ホルマントが存在する。
✅ 正しい。鼻腔共鳴による低い鼻音ホルマント。
3. 口腔の共鳴特性が関与する。
✅ 正しい。閉じた口腔が分岐共鳴として影響する。
4. 鼻腔と口唇からの音声波が放射される。
❌ 誤り(=正答)。両唇閉鎖のため口唇からは放射されない。正しくは[m]の音声波は鼻腔(鼻孔)からだけ放射される。
5. 音源は声門だけに存在する。
✅ 正しい。有声鼻音で音源は声帯振動。

【試験対策ポイント】
鼻音[m]=両唇閉鎖+軟口蓋下降で鼻腔へ気流を通す有声音。音源は声帯(声門)、放射口は鼻腔(口唇は閉じている)。鼻腔共鳴で鼻音ホルマントが生じ、閉じた口腔の分岐により反共鳴(アンチホルマント)が現れる。放射が「鼻腔のみ」である点が誤答の見抜きどころ。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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