STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第17回 言語聴覚士国家試験 第139問

音響学第17回

第17回 言語聴覚士国家試験 第139問(音響学)の正答は 4 です。両唇鼻音[m]の音響特徴として誤っているものを問う。

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問題
[m]の音響特徴として誤っているのはどれか。
  1. 1.アンチホルマントが存在する。
  2. 2.鼻音ホルマントが存在する。
  3. 3.口腔の共鳴特性が関与する。
  4. 4.鼻腔と口唇からの音声波が放射される。
  5. 5.音源は声門だけに存在する。

正答:4番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 31.3%難問

48人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — [m]は両唇を閉じるため口唇から音声波は放射されない

両唇鼻音[m]の音響特徴として誤っているものを問う。[m]は両唇を閉鎖して鼻腔へ気流を通す音なので、音声波は鼻腔から放射され、口唇からは放射されない。


【各選択肢の解説】
1.アンチホルマントが存在する:❌正しい。鼻音には反共鳴(アンチホルマント)がみられる。
2.鼻音ホルマントが存在する:❌正しい。鼻腔共鳴による低い鼻音ホルマント。
3.口腔の共鳴特性が関与する:❌正しい。閉じた口腔が分岐共鳴として影響する。
4.鼻腔と口唇からの音声波が放射される:✅誤り(=正答)。両唇閉鎖のため口唇からは放射されない
5.音源は声門だけに存在する:❌正しい。有声鼻音で音源は声帯振動。


【試験対策ポイント】
鼻音[m]=両唇閉鎖+軟口蓋下降で鼻腔へ気流を通す有声音。音源は声帯(声門)、放射口は鼻腔(口唇は閉じている)。鼻腔共鳴で鼻音ホルマントが生じ、閉じた口腔の分岐により反共鳴(アンチホルマント)が現れる。放射が「鼻腔のみ」である点が誤答の見抜きどころ。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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