第17回 言語聴覚士国家試験 第165問
第17回 言語聴覚士国家試験 第165問(言語発達障害学)の正答は 4 です。発達障害者支援法に規定される「発達障害」に共通する特徴を問う。
- 1.知的障害はない。
- 2.言語遅滞がある。
- 3.社会性発達の遅れがある。
- 4.生得的あるいは低年齢に発現する。 ✓
- 5.有病率に民族差はない。
正答:4番
初回正答率 33%難問
112人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
発達障害者支援法に規定される「発達障害」に共通する特徴を問う。各障害に共通するのは、生得的あるいは低年齢で発現する脳機能の障害であるという点である。
【各選択肢の解説】
1.知的障害はない。
❌ 誤り。知的障害を伴うかどうかは障害により異なる。正しくは自閉症などでは知的障害を伴うこともあり、共通の特徴ではない。
2.言語遅滞がある。
❌ 誤り。言語の遅れの有無は一様でない。正しくは言語遅滞を伴わない発達障害(学習障害・注意欠如・多動症など)もある。
3.社会性発達の遅れがある。
❌ 誤り。社会性の問題が目立たないものもある。正しくは社会性の障害は広汎性発達障害(自閉症など)の特徴で、学習障害などには共通しない。
4.生得的あるいは低年齢に発現する。
✅ 正答。共通してみられる特徴。法の定義でも「通常低年齢において発現するもの」とされる(発達障害者支援法第2条)。
5.有病率に民族差はない。
❌ 誤り。「差はない」と断定できない。正しくは疫学上の事柄で、法の「発達障害」の定義(脳機能の障害で通常低年齢で発現する)を構成する要素ではない。
【試験対策ポイント】
発達障害者支援法の発達障害=自閉症などの広汎性発達障害、学習障害、注意欠如・多動症その他これに類する脳機能の障害で、通常低年齢で発現するもの。知的障害の有無・言語や社会性の様相は障害ごとに多様で、共通項は「低年齢(生得的)に発現する脳機能の障害」である点。定義の共通要素を押さえる。
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