STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第17回 言語聴覚士国家試験 第171問

言語発達障害学第17回
小学校2年生の男児。3語文の理解が可能で、発話のない自閉症スペクトラム障害。文字の意味理解はできない。要求はハンドリング。優先順位が低い訓練項目はどれか。
  1. 1.書 字 ✓
  2. 2.語彙理解の拡大
  3. 3.身振りでの表現
  4. 4.写真を示しての要求
  5. 5.文字単語と絵とのマッチング

正答:1番

解説
書字は、理解や要求水準といった基礎的なコミュニケーション能力が確立された後で取り組むべき項目であり、本事例の優先順位は最も低いと判断されます。 この男児は3語文の理解は可能ですが発話がなく、要求はハンドリングで行う状態です。コミュニケーションの最優先事項は、まず非言語的手段(身振りや写真など)を用いて要求を伝えられるようにすることです。 語彙理解の拡大は基礎的な理解力を高めるため重要であり、身振りでの表現や写真を示しての要求は、発話の代替手段として緊急性が高いです。文字単語と絵のマッチングも、後に文字の導入を考慮する上で土台となります。 🔑 関連キーワード:自閉症スペクトラム障害、代替・補助コミュニケーション(AAC)、コミュニケーションの優先順位
関連

▶ 第17回 全問一覧

▶ 言語発達障害学 の過去問一覧