第17回 言語聴覚士国家試験 第171問
第17回 言語聴覚士国家試験 第171問(言語発達障害学)の正答は 1 です。優先順位が低い訓練項目を問う。
- 1.書 字 ✓
- 2.語彙理解の拡大
- 3.身振りでの表現
- 4.写真を示しての要求
- 5.文字単語と絵とのマッチング
正答:1番
初回正答率 72.6%やさしい
106人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
優先順位が低い訓練項目を問う。発話がなく文字の意味理解もない自閉症スペクトラム障害の児では、まず要求などの伝達手段を確立することが重要で、書字の訓練は優先順位が低い。
【各選択肢の解説】
1.書字
✅ 優先順位が低い(=正答)。文字理解も発話もない段階で書字は時期尚早。
2.語彙理解の拡大
❌ 優先度が高い。理解語彙を広げることが基盤になる。正しくは3語文の理解がある児で優先して取り組む項目である。
3.身振りでの表現
❌ 優先度が高い。クレーン以外の伝達手段の獲得につながる。正しくはハンドリング(クレーン)に代わる表出手段として優先度が高い。
4.写真を示しての要求
❌ 優先度が高い。要求の手段(AAC)として有効。正しくは発話のない児の要求手段として優先度が高い。
5.文字単語と絵とのマッチング
❌ 優先度が高い。文字理解の前段階として有用。正しくは文字の意味理解を育てる課題で、書字より先に行う。
【試験対策ポイント】
発話のない自閉症スペクトラム障害では、まず本人が使える要求・伝達手段(身振り・写真・絵カードなどのAAC)を確立し、理解語彙を広げることが優先される。書字は、文字の意味理解や手段の確立が進んでから取り組む課題で、この段階では優先順位が低い。「今その子に必要な手段は何か」で優先度を判断する。
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