第17回 言語聴覚士国家試験 第170問
言語発達障害学第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第170問(言語発達障害学)の正答は 3 です。前言語期の幼児に対する指導で適切でないものを問う。
問題
前言語期の幼児に対する指導で適切でないのはどれか。
a.見本合わせ課題を実施する。
b.音声を復唱させる。
c.絵カードによる呼称を練習する。
d.動作模倣を促す。
e.音楽に合わせて身体を動かす。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 前言語期の幼児に復唱や絵カード呼称は適切でない
前言語期の幼児に対する指導で適切でないものを問う。前言語期はまだ意味のあることばが出ていない段階で、音声の復唱や絵カードによる呼称といった言語表出を求める課題は適していない。b・cが該当する。
【各選択肢の解説】
a.見本合わせ課題を実施する:⭕適切。マッチングなど認知の基礎を育てる。
b.音声を復唱させる:❌適切でない(=正答の一つ)。前言語期に発話の復唱は難しい。
c.絵カードによる呼称を練習する:❌適切でない(=正答の一つ)。呼称は言語表出が出てからの課題。
d.動作模倣を促す:⭕適切。模倣は前言語期の重要な基盤。
e.音楽に合わせて身体を動かす:⭕適切。やりとり・リズムを通じた関わり。
→ 適切でないのはb・cで、3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
前言語期の指導は、共同注意・模倣・やりとり・マッチングなど、ことば以前の基盤づくりが中心。動作模倣や音楽を介した関わり、見本合わせは適する。一方、音声の復唱や絵カードの呼称といった言語表出を直接求める課題は、発達段階に合わず適さない。発達段階に対する課題の妥当性で判断する。
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