第17回 言語聴覚士国家試験 第172問
第17回 言語聴覚士国家試験 第172問(言語発達障害学)の正答は 4 です。数量概念の指導内容で適切でないものを問う。
- 1.指を3本立てる動作を模倣する。
- 2.カードに書かれた丸の数と同数のおはじきを選ぶ。
- 3.大人が立てた指の数と同数のおはじきを選ぶ。
- 4.11~20まで数唱する。 ✓
- 5.「3」という音声に対して、指を3本立てる。
正答:4番
初回正答率 68.4%やさしい
114人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
数量概念の指導内容で適切でないものを問う。この児は1~10を数唱できるが「3個ちょうだい」がわからず、数詞と量(ものの個数)を対応づける理解(集合数)が育っていない。11~20の数唱は数を順に唱える力を広げるだけで、欠けている量の理解を育てる指導にはならない。
【各選択肢の解説】
1.指を3本立てる動作を模倣する。
✅ 正しい。量(3)を指の本数という身体の形で表す経験になり、数量の理解の入口になる。
2.カードに書かれた丸の数と同数のおはじきを選ぶ。
✅ 正しい。見本の個数と同じ数をそろえる一対一対応の課題で、集合数の理解を促す。
3.大人が立てた指の数と同数のおはじきを選ぶ。
✅ 正しい。指の本数という量を、おはじきの個数に移しかえて対応づける課題である。
4.11~20まで数唱する。
❌ 誤り(=正答)。数唱の範囲を広げるだけで、数詞と量を結びつける力は育たない。正しくは、すでに10まで数えられる児には、数詞と量を対応づける課題(同数選択・一対一対応・数詞に応じて個数を示す)を行う。
5.「3」という音声に対して、指を3本立てる。
✅ 正しい。音声の数詞「3」を量(指3本)に対応づける課題で、「3個ちょうだい」に応じる力に直結する。
【試験対策ポイント】
数量概念の指導は、数を順に唱える(数唱)段階から、数詞と量を対応づける(一対一対応・同数選択・集合数)段階へ進めることが核心。「1~10を数えられる」が「3個ちょうだい」に応じられない児は、数唱はできても量の理解が欠けている。数唱の範囲を広げる(11~20の数唱)は不適切で、数詞・指・おはじきなどで量と結びつける課題を選ぶ。
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