第17回 言語聴覚士国家試験 第200問
小児聴覚障害第17回
第17回 言語聴覚士国家試験 第200問(小児聴覚障害)の正答は 3 です。盲ろう乳幼児の行動発達と療育について適切なものを問う。
問題
盲ろう乳幼児の行動発達と療育について適切なのはどれか。
a.指さしは遅れずに発現する。
b.探索行動が少ない。
c.児とコミュニケーションを開始する前に軽く触る。
d.児を移動させる場合はサインを用いない。
e.療育者が場を離れるときは、できる限り静かに離れる。
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 79.2%やさしい
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同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 探索行動が少ないこと、関わる前に軽く触れることが適切
盲ろう乳幼児の行動発達と療育について適切なものを問う。盲ろう児は感覚入力が乏しく探索行動が少なくなりやすい。また、急に働きかけて驚かせないよう、コミュニケーションを始める前に軽く触れて存在を知らせることが適切である。b・cが該当する。
【各選択肢の解説】
a. 指さしは遅れずに発現する。
❌ 誤り。視覚を要する指さしは遅れやすい。正しくは盲ろう児では指さしの発現は遅れる。
❌ 誤り。視覚を要する指さしは遅れやすい。正しくは盲ろう児では指さしの発現は遅れる。
b. 探索行動が少ない。
✅ 適切な記述。感覚入力が乏しく探索が乏しくなる。
✅ 適切な記述。感覚入力が乏しく探索が乏しくなる。
c. 児とコミュニケーションを開始する前に軽く触る。
✅ 適切。予告として触れ、驚かせない。
✅ 適切。予告として触れ、驚かせない。
d. 児を移動させる場合はサインを用いない。
❌ 誤り。正しくは移動の前にはサイン(触覚的な合図)で予告する。
❌ 誤り。正しくは移動の前にはサイン(触覚的な合図)で予告する。
e. 療育者が場を離れるときは、できる限り静かに離れる。
❌ 誤り。黙って離れると不安になる。正しくは触れたり合図をしたりして、離れることを伝えてから離れる。
❌ 誤り。黙って離れると不安になる。正しくは触れたり合図をしたりして、離れることを伝えてから離れる。
→ 適切なのはb・cで、3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
盲ろう児の療育=視覚・聴覚に頼れないため、触覚を中心とした予告と一貫した合図が原則。関わりの前後に「触れて知らせる」「移動・退室を必ず伝える」ことで安心感を育て、探索や能動的なやりとりを促す。黙って近づく・黙って離れることは不安や混乱のもとになる。触覚を介した予告と一貫性がキーワード。
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