STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第100問

小児聴覚障害第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第100問(小児聴覚障害)の正答は 3 です。盲ろう者は視覚と聴覚の両方に障害があり、情報の受け取りや意思疎通に独自の配慮を要する。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
盲ろう者について正しいのはどれか。
  1. 1.人工聴覚器の適応から除外されている。
  2. 2.盲ろうは法律で規定されている。
  3. 3.聴覚機能検査は通常より時間を長めに確保する。
  4. 4.盲ベースの点字習熟者は指点字の習熟が容易である。
  5. 5.ろうベースの手話熟達者は短期間で触手話使用者となる。

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:3番 — 聴覚機能検査は時間を長めに確保する

盲ろう者は視覚と聴覚の両方に障害があり、情報の受け取りや意思疎通に独自の配慮を要する。検査では、提示や反応の確認に時間がかかるため、聴覚機能検査は通常より時間を長めに確保することが適切である。選択肢3が正しい。


【各選択肢の解説】

1. 人工聴覚器の適応から除外されている。
❌ 誤り。盲ろうであることが人工内耳などの適応から一律に除外される理由にはならない。
2. 盲ろうは法律で規定されている。
❌ 誤り。盲ろうを独立して明確に定義づけた法律はなく、視覚・聴覚それぞれの枠組みで扱われる。
3. 聴覚機能検査は通常より時間を長めに確保する。
✅ 正しい(=正答)。提示方法の工夫や反応確認に時間を要するため、余裕をもって行う。
4. 盲ベースの点字習熟者は指点字の習熟が容易である。
❌ 誤り。点字に習熟していても、触覚で受ける指点字の習得が必ずしも容易とは限らない。
5. ろうベースの手話熟達者は短期間で触手話使用者となる。
❌ 誤り。視覚的な手話から触覚で受ける触手話への移行には、相応の時間と適応を要する。

【試験対策ポイント】

盲ろう者の支援は「視覚・聴覚の二重の障害」を前提に、本人の障害の経緯(先天か、盲ベースかろうベースか)に応じてコミュニケーション手段を選ぶ。検査・支援では時間に余裕をもち、移行や習得が容易と決めつけないことが大切である。

背景コミュニケーション手段の例
盲ベース点字・指点字
ろうベース手話・触手話

同じ手段に習熟していても、受け取る感覚が変わると新たな習得が必要になるため、個別の状況に応じた支援が求められる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第28回 全問一覧

▶ 小児聴覚障害 の過去問一覧

スポンサーリンク