第18回 言語聴覚士国家試験 第23問
神経系第18回
視床と橋との間に挟まれて存在するのはどれか。
- 1.中 脳 ✓
- 2.延 髄
- 3.小 脳
- 4.視床下部
- 5.被 殼
正答:1番
解説
■ 正答:1番 — 中脳
中脳は脳幹の上部に位置し、解剖学的に視床の下方、橋の上方に挟まれている構造です。脳幹は上から中脳→橋→延髄の順に配列されており、この配置は脳CT・MRI検査での層状構造として重要です。
---
【各選択肢の解説】
1. 中脳
✅ 正しい。脳幹の上部を構成する。視床の直下に位置し、橋の直上に位置することで「視床と橋に挟まれている」という条件を満たします。
2. 延髄
❌ 誤り。延髄は脳幹の最下部に位置し、橋の下方にあります。視床の直下ではなく、視床と橋の間に挟まれていません。
3. 小脳
❌ 誤り。小脳は脳幹の背側(後方)に位置する独立した構造で、橋の背後にあります。視床と橋に「挟まれている」という位置関係ではありません。
4. 視床下部
❌ 誤り。視床下部は視床の下方に位置していますが、これは脳幹の一部ではなく、間脳に属します。また間脳は脳幹より上位の構造のため、視床と橋に挟まれていません。
5. 被殻
❌ 誤り。被殻は大脳基底核の一部で、脳幹とは関係のない別の構造です。大脳半球内に位置しており、視床と橋に挟まれた位置にありません。
---
【試験対策ポイント】
脳幹の層状配置(頭側から尾側へ)
| 構造 | 位置的特徴 | 上位構造との関係 |
|---|---|---|
| 中脳 | 脳幹上部 | 視床の直下 |
| 橋 | 脳幹中部 | 中脳の直下 |
| 延髄 | 脳幹下部 | 橋の直下 |
関連構造の位置を区別するキーワード:
- 視床下部:間脳に属する、脳幹ではない
- 小脳:脳幹の背側、独立構造
- 被殻:大脳基底核、脳幹とは別領域
「挟まれている」という表現は空間的位置関係を問う典型的な出題形式です。脳の矢状断面図を頭に入れることで確実に解答できます。