STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第2問

神経系第26回
神経核が橋に位置するのはどれか。 a.動眼神経 b.外転神経 c.顔面神経 d.舌咽神経 e.舌下神経 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — b,c(外転神経、顔面神経) 脳幹は中脳・橋・延髄に分かれており、各脳神経核が位置する部位は異なります。橋に位置する神経核は外転神経(VI)と顔面神経(VII)の2つです。これらの位置関係は脳幹の上下構造を理解する上で頻出問題です。 --- 【各選択肢の解説】 a. 動眼神経 ❌ 誤り。動眼神経(III)の核は中脳に位置します。中脳は脳幹の最上部(橋より上)にあり、ここに動眼神経核、滑車神経核があります。 b. 外転神経 ✅ 正しい。外転神経(VI)の核は橋に位置します。橋腹側に位置する外転神経核から線維が出て、外側直筋を支配します。橋の神経核の代表です。 c. 顔面神経 ✅ 正しい。顔面神経(VII)の核は橋に位置します。顔面神経核は橋内に複数の核群(背側核、腹側核など)を形成し、顔面表情筋を支配する線維を出しています。 d. 舌咽神経 ❌ 誤り。舌咽神経(IX)の核は延髄に位置します。延髄は脳幹の最下部であり、ここに舌咽神経のほか迷走神経、舌下神経などの核が集中しています。 e. 舌下神経 ❌ 誤り。舌下神経(XII)の核は延髄に位置します。延髄の正中近くに位置する舌下神経核から線維が出て、舌筋を支配します。 --- 【試験対策ポイント】 脳神経核の位置(脳幹の3層構造) | 部位 | 位置 | 主な神経核 | |---|---|---| | 中脳 | 最上部 | III(動眼)、IV(滑車) | | 橋 | 中部 | V(三叉)、VI(外転)、VII(顔面)、VIII(前庭蝸牛) | | 延髄 | 最下部 | IX(舌咽)、X(迷走)、XI(副)、XII(舌下) | 覚え方:「橋にはロクナナ」=VI(外転)とVII(顔面)が橋の代表核 脳幹神経核の高さ判別チェック - 中脳:眼球運動系(III、IV)が特徴 - 橋:感覚系(V)と表情筋系(VII)が集中 - 延髄:咽頭・喉頭・舌運動系(IX、X、XII)が集中
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