第19回 言語聴覚士国家試験 第144問
言語学第19回
第19回 言語聴覚士国家試験 第144問(言語学)の正答は 3 です。格助詞「ヲ」が「ガ」と交替するか否かを問う問題である。
問題
ヲ格がガ格と交替することがないのはどれか。( )内に例を示す。
a.タイ(書きたい)
b.テクレル(書いてくれる)
c.意向形(ウ╱ヨウ)(書こう)
d.可能形(書ける)
e.テアル(書いてある)
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 49.2%難問
65人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — テクレルと意向形ではヲ格がガ格に交替しない
格助詞「ヲ」が「ガ」と交替するか否かを問う問題である。交替が起こらないものの組合せを選ぶ。
【各選択肢の解説】
a. タイ(書きたい) ⭕(交替する)
「手紙を書きたい/手紙が書きたい」のように希望の表現でガ格交替が起こる。
b. テクレル(書いてくれる) ❌(交替しない)
「手紙を書いてくれる」は言えるが「手紙が書いてくれる」とはならず、交替しない。
c. 意向形(書こう) ❌(交替しない)
「手紙を書こう」に対し「手紙が書こう」は成立せず、交替しない。
d. 可能形(書ける) ⭕(交替する)
「字を書ける/字が書ける」のように可能の表現でガ格交替が起こる。
e. テアル(書いてある) ⭕(交替する)
「字を書いてある/字が書いてある」のように状態の表現でガ格交替が起こる。
→ 交替しないのは b・c であり、その組合せの3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
ヲ格⇔ガ格交替は希望(タイ)・可能・状態(テアル)など対象の状態性が前面に出る述語で起こりやすい。動作主の意志や授受が関わる意向形・テクレルでは起こらない、という対比で整理する。
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