STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第19回 言語聴覚士国家試験 第37問

音声学第19回

第19回 言語聴覚士国家試験 第37問(音声学)の正答は 3 です。共通語(東京方言)の「洗面器」の音声表記として適切なものを選ぶ。

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問題
共通語(東京方言)の「洗面器」の音声表記として適切なのはどれか。
  1. 1.[senmenki]
  2. 2.[seɴmeɴkji]
  3. 3.[semmeŋkji] ✓
  4. 4.[seŋmeŋkji]
  5. 5.[ʃeɴmenkji]

正答:3番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.3%標準

137人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 撥音は後続音に同化する

共通語(東京方言)の「洗面器」の音声表記として適切なものを選ぶ。「せんめんき」の撥音と口蓋化が鍵になる。


【各選択肢の解説】

1. [senmenki]
❌ 誤り。撥音の同化と「き」の口蓋化が反映されていない。正しくは[semmeŋkji]で、/m/の前の撥音は[m]、/k/の前の撥音は[ŋ]、「き」は[kji]となる。
2. [seɴmeɴkji]
❌ 誤り。語末でない撥音は後続音に同化するため、[ɴ]のままは不適切。正しくは/m/の前は[m]、/k/の前は[ŋ]となる。
3. [semmeŋkji]
✅ 正しい(=正答)。両唇音/m/の前の撥音は[m]、軟口蓋音/k/の前の撥音は[ŋ]に同化し、「き」は口蓋化して[kji]となる。
4. [seŋmeŋkji]
❌ 誤り。/m/の前の撥音は[ŋ]でなく[m]に同化する。正しくは1つめの撥音は[m]である。
5. [ʃeɴmenkji]
❌ 誤り。語頭は[s]であり[ʃ]ではない。正しくは「せ」の子音は[s]で、撥音も/m/の前は[m]、/k/の前は[ŋ]となる。

【試験対策ポイント】

撥音「ん」は後続子音に調音位置が同化する(両唇音の前→[m]、軟口蓋音の前→[ŋ]、語末→[ɴ])。/i/や/j/の前の子音は口蓋化する。この2規則で機械的に表記できる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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