第20回 言語聴覚士国家試験 第12問
第20回 言語聴覚士国家試験 第12問(リハ医学)の正答は 3 です。症状と物理療法・運動療法の組合せ。
- 1.関節拘縮 ― 他動運動
- 2.筋力低下 ― 等尺運動
- 3.急性炎症 ― 温熱療法 ✓
- 4.顔面麻痺 ― マッサージ
- 5.運動麻痺 ― バイオフィードバック
正答:3番
初回正答率 74.7%やさしい
79人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
症状と物理療法・運動療法の組合せ。急性炎症期は寒冷療法(冷却)が原則で、温熱は血流増加により炎症・腫脹・疼痛を増悪させる。「急性炎症―温熱療法」は誤りで正答。受傷直後はRICE処置が基本となる。
【各選択肢の解説】
1.関節拘縮 ― 他動運動
✅ 正しい。拘縮には可動域の維持・拡大を目的とした他動運動やストレッチが適応となる。
2.筋力低下 ― 等尺運動
✅ 正しい。関節を動かさず筋を収縮させる等尺性運動(アイソメトリック)は、関節保護が必要な場面でも筋力強化に有効。
3.急性炎症 ― 温熱療法
❌ 誤り(=正答)。急性炎症期・受傷直後は寒冷療法(RICE:安静・冷却・圧迫・挙上)が原則。温熱は血管拡張で腫脹・出血・疼痛を悪化させるため禁忌方向。
4.顔面麻痺 ― マッサージ
✅ 正しい。表情筋への用手的刺激・マッサージは、筋の廃用予防や血流改善を目的に用いられる。
5.運動麻痺 ― バイオフィードバック
✅ 正しい。筋電図などで随意収縮の状態を可視化し、運動の再学習を促すバイオフィードバックが有効。
【試験対策ポイント】
温熱と寒冷の使い分けが核心。受傷直後の温熱・入浴・飲酒・マッサージは出血や腫脹を助長するため避ける(RICEの逆)。
| 時期 | 適応 | 目的 |
|---|---|---|
| 急性期(発赤・熱感・腫脹・疼痛) | 寒冷(RICE) | 炎症・出血・腫脹の抑制 |
| 慢性期・拘縮 | 温熱 | 血流改善・伸張性向上 |
物理療法は適応と禁忌をセットで覚えると組合せ問題に強くなる。
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