STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第13問

臨床神経学第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第13問(臨床神経学)の正答は 1 です。電気眼振計(ENG)は眼球運動(眼振)を電気的に記録する検査で、前庭機能の評価に用いる。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
電気眼振計で記録する検査でないのはどれか。
  1. 1.足踏み検査
  2. 2.温度刺激検査
  3. 3.視標追跡検査
  4. 4.視運動性眼振検査
  5. 5.二点交互注視検査

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 足踏み検査

電気眼振計(ENG)は眼球運動(眼振)を電気的に記録する検査で、前庭機能の評価に用いる。足踏み検査(Fukuda)は閉眼で足踏みさせ身体の回転・偏倚を観察する平衡機能検査であり、眼球運動を記録しない。したがってENGで記録しない検査として正答。


【各選択肢の解説】

1.足踏み検査
✅ 正しい(=正答)。閉眼足踏みで身体の回転方向・偏倚を見る検査で、前庭脊髄反射を評価する。眼振の記録ではなくENGの対象外。

2.温度刺激検査
❌ 誤り。外耳道を温水・冷水で刺激して誘発される眼振をENGで記録する(カロリックテスト)。半規管機能の左右差評価に用いる。

3.視標追跡検査
❌ 誤り。ゆっくり動く視標を追う滑動性追跡眼球運動をENGで記録する(ETT)。中枢前庭路の評価に用いる。

4.視運動性眼振検査
❌ 誤り。流れる縞模様で誘発される視運動性眼振をENGで記録する(OKN)。

5.二点交互注視検査
❌ 誤り。2点を交互に見る際の衝動性眼球運動(サッケード)をENGで記録する。


【試験対策ポイント】

ENG=眼球運動を記録する検査と押さえれば、身体の偏倚をみる足踏み検査だけが対象外と即断できる。前庭機能検査は「眼を見る検査か・体を見る検査か」で仕分けるのがコツ。

検査記録対象ENG適応
温度刺激(カロリック)誘発眼振
視標追跡(ETT)滑動性追跡眼球運動
視運動性眼振(OKN)視運動性眼振
二点交互注視サッケード
足踏み検査身体の偏倚×(平衡機能検査)

めまい・平衡障害の評価はST領域でも重要で、前庭系検査の対象は頻出。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第20回 全問一覧

▶ 臨床神経学 の過去問一覧

スポンサーリンク