第20回 言語聴覚士国家試験 第125問
認知心理学第20回
第20回 言語聴覚士国家試験 第125問(認知心理学)の正答は 2 です。エビングハウスは、意味の影響を除くため無意味つづり(a)を記憶材料に用い、再学習に要する手間の減り具合を節約率として測る再学習法(e)で忘却を研究した。
問題
忘却に関するEbbinghaus,H.の研究に関係するのはどれか。
a.無意味つづり
b.系列初頭効果
c.分散学習
d.感覚記憶
e.再学習法・節約率
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:2番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 49.3%難問
146人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — a・e
エビングハウスは、意味の影響を除くため無意味つづり(a)を記憶材料に用い、再学習に要する手間の減り具合を節約率として測る再学習法(e)で忘却を研究した。忘却曲線はこの方法から得られた。系列初頭効果・分散学習・感覚記憶はこの研究の中心ではない。
【各選択肢の解説】
a. 無意味つづり
✅ 正しい。エビングハウスは既存の知識の影響を排除するため、意味をもたない子音-母音-子音の無意味つづりを記憶材料に用いた。研究の基礎となる材料である。
✅ 正しい。エビングハウスは既存の知識の影響を排除するため、意味をもたない子音-母音-子音の無意味つづりを記憶材料に用いた。研究の基礎となる材料である。
b. 系列初頭効果
❌ 誤り。系列位置効果の一つだが、エビングハウスの忘却研究を代表する概念ではない。正しくは系列初頭効果は、リストの最初の項目がよく再生される現象として、後年の自由再生の系列位置曲線の研究で詳しく扱われた。
❌ 誤り。系列位置効果の一つだが、エビングハウスの忘却研究を代表する概念ではない。正しくは系列初頭効果は、リストの最初の項目がよく再生される現象として、後年の自由再生の系列位置曲線の研究で詳しく扱われた。
c. 分散学習
❌ 誤り(出題上の扱い:公式正答はa・e)。エビングハウス(1885『記憶について』)自身も、反復を数日に分けると一度にまとめるより効率がよいこと(間隔効果)を報告しており、無関係ではない。ただし本問は忘却研究の材料と測定法を問う趣旨で、分散学習は学習時間の配分(集中学習との対比)の概念として後年に体系化された。正しくは忘却の測定に用いた方法は再学習法(節約率)である。
❌ 誤り(出題上の扱い:公式正答はa・e)。エビングハウス(1885『記憶について』)自身も、反復を数日に分けると一度にまとめるより効率がよいこと(間隔効果)を報告しており、無関係ではない。ただし本問は忘却研究の材料と測定法を問う趣旨で、分散学習は学習時間の配分(集中学習との対比)の概念として後年に体系化された。正しくは忘却の測定に用いた方法は再学習法(節約率)である。
d. 感覚記憶
❌ 誤り。感覚記憶はごく短時間の保持に関わる記憶段階で、後の研究で扱われた概念である。正しくは感覚記憶はSperlingの部分報告法などで示された概念で、エビングハウスの忘却研究とは結びつかない。
❌ 誤り。感覚記憶はごく短時間の保持に関わる記憶段階で、後の研究で扱われた概念である。正しくは感覚記憶はSperlingの部分報告法などで示された概念で、エビングハウスの忘却研究とは結びつかない。
e. 再学習法・節約率
✅ 正しい。一度覚えた材料を再び覚え直す際に減る手間を節約率として測る再学習法を用いた。忘却の程度を数量化する方法である。
✅ 正しい。一度覚えた材料を再び覚え直す際に減る手間を節約率として測る再学習法を用いた。忘却の程度を数量化する方法である。
【試験対策ポイント】
エビングハウスの忘却研究のキーワードを押さえる。
| 関係する | 関係が薄い |
|---|---|
| 無意味つづり | 系列初頭効果 |
| 再学習法・節約率(忘却曲線) | 分散学習・感覚記憶 |
要点はエビングハウス=無意味つづり+再学習法(節約率)で忘却曲線という結びつきである。系列位置効果や感覚記憶など後年の記憶研究の概念と区別する。分散学習(間隔効果)はエビングハウス自身も触れているが、本問では「忘却研究の方法」としてa・eを選ぶ。
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