STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第20回 言語聴覚士国家試験 第16問

リハ医学第20回

第20回 言語聴覚士国家試験 第16問(リハ医学)の正答は 2 です。褥瘡は持続的な圧迫により骨突出部の皮膚・軟部組織が阻血状態となり壊死を起こすもの。

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問題
褥瘡の好発部位でないのはどれか。
  1. 1.仙骨部
  2. 2.恥骨部
  3. 3.坐骨部
  4. 4.大転子部
  5. 5.踵 部

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 恥骨部

褥瘡は持続的な圧迫により骨突出部の皮膚・軟部組織が阻血状態となり壊死を起こすもの。骨が皮膚を内側から押し、外部からの圧と挟まれる部位に生じるため、好発部位は体位ごとに決まる。仰臥位では仙骨部・踵部、側臥位では大転子部、坐位では坐骨部が代表。恥骨部は通常の体位で荷重面になりにくく好発部位でないため、これが正答となる。


【各選択肢の解説】

1.仙骨部
❌ 誤り。仰臥位で最も体重が集中する部位で、褥瘡の代表的好発部位である。寝たきり患者で最も注意を要し、発生頻度も高い。

2.恥骨部
✅ 正しい(=正答)。恥骨部は仰臥位・側臥位・坐位のいずれでも荷重がかかりにくく、褥瘡の好発部位ではない。腹臥位など特殊な体位を長時間とらない限り問題になりにくい。

3.坐骨部
❌ 誤り。坐位で体重が集中する好発部位で、車椅子を長時間使用する患者で特に問題となる。坐骨結節が皮膚を圧迫する。

4.大転子部
❌ 誤り。側臥位で下側になり圧迫される好発部位。骨突出が明瞭で皮下脂肪が薄く、褥瘡ができやすい。

5.踵 部
❌ 誤り。仰臥位で踵が突き出て圧迫される好発部位。軟部組織が薄く血流も乏しいため、見落とされやすいが重要な部位。


【試験対策ポイント】

褥瘡は体位ごとの荷重骨突出部で覚える。恥骨部は通常荷重面にならないため好発しない。

体位好発部位
仰臥位仙骨・踵・後頭・肩甲骨
側臥位大転子・腸骨稜・外果
坐位坐骨

予防は体位変換(おおむね2時間ごと)・体圧分散マットレスによる除圧・スキンケア・栄養管理が基本で、寝たきり患者のケアで重要となる。重症度はDESIGN-R分類で評価し、深さ(d/D)や滲出液・大きさなどを点数化する。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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