第20回 言語聴覚士国家試験 第24問
第20回 言語聴覚士国家試験 第24問(神経系)の正答は 1 です。脳神経の起始(脳幹から出る高さ)の組合せを問う。
- 1.動眼神経 ― 中 脳 ✓
- 2.顔面神経 ― 延 髄
- 3.舌下神経 ― 橋
- 4.嗅神経 ― 間 脳
- 5.視神経 ― 小 脳
正答:1番
初回正答率 58.8%標準
85人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
脳神経の起始(脳幹から出る高さ)の組合せを問う。動眼神経(III)は中脳から出るため、選択肢1が正しい組合せで正答。脳神経核は中脳・橋・延髄に上から順に整然と並ぶので、どの脳神経がどの高さから出るかを層で覚えると、こうした組合せ問題は確実に解ける。嗅神経・視神経は脳幹由来ではない点も狙われやすい。
【各選択肢の解説】
1.動眼神経 ― 中 脳
✅ 正しい(=正答)。動眼神経(III)・滑車神経(IV)はともに中脳が起始で、外眼筋を動かし眼球運動を担う。動眼神経は副交感線維も含み、縮瞳・対光反射にも関わる。
2.顔面神経 ― 延 髄
❌ 誤り。顔面神経(VII)は橋(下部・橋延髄移行部)から出る。表情筋・アブミ骨筋を支配し、味覚(舌前2/3)・涙腺唾液腺の分泌にも関わる。延髄ではない。
3.舌下神経 ― 橋
❌ 誤り。舌下神経(XII)は延髄から出て、舌筋を支配する純運動神経。構音・嚥下に重要で、麻痺すると舌が患側に偏倚する。橋ではない。
4.嗅神経 ― 間 脳
❌ 誤り。嗅神経(I)は鼻腔の嗅上皮から嗅球(終脳)へ至る特殊感覚神経で、脳幹・間脳から出る神経ではない。II(視神経)とともに中枢神経の延長とされる。
5.視神経 ― 小 脳
❌ 誤り。視神経(II)は網膜由来で、視交叉を経て間脳の外側膝状体へ向かう。視覚の伝導路であり、小脳とは無関係。
【試験対策ポイント】
脳幹からの脳神経の高さは層で暗記する。I・IIは脳幹ではなく前脳由来の特殊感覚。
| 高位 | 脳神経 |
|---|---|
| 中脳 | III(動眼)・IV(滑車) |
| 橋 | V・VI・VII・VIII |
| 延髄 | IX・X・XII(XIは延髄〜頸髄) |
嚥下・発声・構音に関わるIX・X・XIIが延髄に集まる点はST必修事項。
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