第21回 言語聴覚士国家試験 第139問
音響学第21回
第21回 言語聴覚士国家試験 第139問(音響学)の正答は 1 です。「電車(でんしゃ)」の時間波形と基本周波数曲線について誤っているものを選ぶ問題である。
問題
東京方言の成人男性話者による発話「電車(でんしゃ)」に対し、時間波形と基本周波数曲線とを図に示す。誤っているのはどれか。【別図あり】
- 1.頭高型のアクセントで発話されている。 ✓
- 2.第1モーラよりも第3モーラの基本周波数が高い。
- 3.第2モーラの途中で曲線が上昇している。
- 4.基本周波数の最大値は200Hz以下である。
- 5.無声子音が途中にあたるため基本周波数曲線が切れている。
正答:1番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52.2%標準
92人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 「電車」は頭高型でなく第1モーラより後が高い
「電車(でんしゃ)」の時間波形と基本周波数曲線について誤っているものを選ぶ問題である。図では基本周波数が第1モーラで低く、その後上昇しており、第1モーラが最も高い頭高型ではない。よって「頭高型のアクセントで発話されている」とする選択肢1が誤りで正答となる。
【各選択肢の解説】
1. 頭高型のアクセントで発話されている。
❌ 誤り(=正答)。正しくは第1モーラ(約110〜120Hz)が低く、第2モーラで上昇しており、頭高型ではない。
❌ 誤り(=正答)。正しくは第1モーラ(約110〜120Hz)が低く、第2モーラで上昇しており、頭高型ではない。
2. 第1モーラよりも第3モーラの基本周波数が高い。
✅ 正しい。後半(約0.45秒以降)は約125〜150Hzで第1モーラより高い。
✅ 正しい。後半(約0.45秒以降)は約125〜150Hzで第1モーラより高い。
3. 第2モーラの途中で曲線が上昇している。
✅ 正しい。0.2秒付近から低から高へ上昇している。
✅ 正しい。0.2秒付近から低から高へ上昇している。
4. 基本周波数の最大値は200Hz以下である。
✅ 正しい。図では最大でも約150Hzである。
✅ 正しい。図では最大でも約150Hzである。
5. 無声子音が途中にあたるため基本周波数曲線が切れている。
✅ 正しい。無声子音(「しゃ」の子音)の区間で声帯振動が途絶える。
✅ 正しい。無声子音(「しゃ」の子音)の区間で声帯振動が途絶える。
【試験対策ポイント】
頭高型=第1モーラが高く第2モーラ以降で下降。「電車」は第1モーラが低く後で上昇する型で頭高ではない。無声子音区間では声帯振動がなく基本周波数曲線が途切れる。
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