第21回 言語聴覚士国家試験 第38問
音声学第21回
第21回 言語聴覚士国家試験 第38問(音声学)の正答は 3 です。日本語(共通語)で音韻論的に対立する(弁別的な)組合せを選ぶ問題である。
問題
日本語(共通語)で音韻論的に対立する組合せはどれか。
a.[ta] ― [tha]
b.[ka] ― [kja]
c.[sa] ― [ɕa]
d.[za] ― [dza]
e.[ɡa] ― [ŋa]
1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
正答:3番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 32.6%難問
129人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — [ka]対[kja]、[sa]対[ɕa]は日本語で音韻的に対立する
日本語(共通語)で音韻論的に対立する(弁別的な)組合せを選ぶ問題である。直音と拗音(b:カ対キャ、c:サ対シャ)は意味の区別に関わる音韻対立である。よってb・cが正答となる。
【各選択肢の解説】
a. [ta] ― [tʰa]
❌ 誤り。帯気の有無は日本語で弁別的でない(異音)。正しくは日本語では[ta]と[tʰa]は同じ音素/ta/の異音である。
❌ 誤り。帯気の有無は日本語で弁別的でない(異音)。正しくは日本語では[ta]と[tʰa]は同じ音素/ta/の異音である。
b. [ka] ― [kja]
✅ 正しい。対立する。直音と拗音の対立。
✅ 正しい。対立する。直音と拗音の対立。
c. [sa] ― [ɕa]
✅ 正しい。対立する。サとシャの対立。
✅ 正しい。対立する。サとシャの対立。
d. [za] ― [dza]
❌ 誤り。語頭・語中での交替で異音的(弁別的でない)。正しくは日本語では[za]と[dza]は同じ音素の異音である。
❌ 誤り。語頭・語中での交替で異音的(弁別的でない)。正しくは日本語では[za]と[dza]は同じ音素の異音である。
e. [ɡa] ― [ŋa]
❌ 誤り。ガ行鼻濁音は異音(弁別的でない)。正しくは[ŋa]は/ga/の異音(鼻濁音)である。
❌ 誤り。ガ行鼻濁音は異音(弁別的でない)。正しくは[ŋa]は/ga/の異音(鼻濁音)である。
→ 音韻的に対立するb・cの組合せである3番が正答となる。
【試験対策ポイント】
音韻対立=意味を区別する(最小対)。日本語では帯気の有無、[ɡ]と鼻濁音[ŋ]、語中の[z]と[dz]は異音で対立しない。直音/拗音は対立する。
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