STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第21回 言語聴覚士国家試験 第48問

社会福祉第21回
介護保険制度について正しいのはどれか。 a.第1号保険者は40歳以上65歳未満の者である。 b.保険者は国である。 c.介護報酬は市町村が定めている。 d.要介護は1から5の区分になっている。 e.介護保険審査会が都道府県に設置されている。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:5番

解説
■ 正答:5番 — d,e 介護保険制度の保険者は市町村と都道府県(広域連合を含む)であり、国ではありません。また第1号保険者は65歳以上です。介護報酬は厚生労働大臣が定めます。一方、要介護は1~5の5段階に分かれており、介護保険審査会は各都道府県に設置されています。 --- 【各選択肢の解説】 a. 第1号保険者は40歳以上65歳未満の者である。 ❌ 誤り。第1号保険者は65歳以上の者です。40歳以上65歳未満は第2号保険者(医療保険加入者)に分類されます。 b. 保険者は国である。 ❌ 誤り。介護保険の保険者は市町村(または広域連合)と都道府県です。国は「保険関係者」ですが「保険者」ではありません。保険者は給付責任を負う主体として介護保険制度を運営します。 c. 介護報酬は市町村が定めている。 ❌ 誤り。介護報酬(介護サービス事業者に支払う単価)は厚生労働大臣が定めています。市町村は定めません。 d. 要介護は1から5の区分になっている。 ✅ 正しい。要介護度は1~5の5段階に分かれています。さらに要支援(1~2)という区分も存在しますが、この選択肢の「要介護」に限定すれば正確です。 e. 介護保険審査会が都道府県に設置されている。 ✅ 正しい。介護保険審査会は各都道府県に設置される行政機関で、介護保険給付に関する苦情・異議申し立ての審査を行います。 --- 【試験対策ポイント】 介護保険制度の「誰が」「何を」決めるか: | 事項 | 決定者 | |---|---| | 保険者 | 市町村・都道府県(広域連合) | | 被保険者区分の定義 | 法定(第1号=65歳以上、第2号=40~64歳) | | 介護報酬(単価) | 厚生労働大臣(2年ごと改定) | | 利用者負担率 | 法定(原則1割、最大3割) | | 要介護認定 | 市町村(一次判定は機械判定、二次判定は審査会) | | 介護保険審査会 | 都道府県 | 第1号・第2号保険者の区別: - 第1号保険者:65歳以上。保険料は年金天引きが原則 - 第2号保険者:40~64歳。保険料は医療保険とセット徴収 「保険者」と「保険関係者」の混同に注意。国は制度を監督・指導する立場ですが、保険者(給付責任者)ではありません。
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