第22回 言語聴覚士国家試験 第131問
認知心理学第22回
認知行動療法の技法ではないのはどれか。
- 1.セルフモニタリング
- 2.認知再構成法
- 3.行動活性化
- 4.ソクラテス式質問法
- 5.コラージュ法 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — コラージュ法
コラージュ法は芸術療法(アートセラピー)の技法であり、認知行動療法の標準的な技法ではありません。認知行動療法は認知と行動への介入を中心としているのに対し、コラージュ法は非言語的な創造的表現を主とするため、別の心理療法体系に属します。
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【各選択肢の解説】
1. セルフモニタリング
✅ 正しい。認知行動療法の基本技法です。自分の思考・感情・行動を記録・観察することで、問題となっているパターンを客観的に把握し、変化の過程を追跡します。
2. 認知再構成法
✅ 正しい。認知行動療法の中核的技法です。不適応的な思考を同定し、より現実的で適応的な思考パターンへと修正することで、感情や行動の変化を促します。
3. 行動活性化
✅ 正しい。認知行動療法の重要な行動的介入技法です。特にうつ病の治療では、回避行動を減らし、価値のある活動を段階的に増やすことで、気分の改善を図ります。
4. ソクラテス式質問法
✅ 正しい。認知行動療法における中心的な対話技法です。セラピストが質問を通じてクライアント自身に矛盾や不合理性に気付かせ、自発的な認知変化を促します。
5. コラージュ法
❌ 誤り。芸術療法(アートセラピー)の技法です。雑誌の切り抜きなどを組み合わせ、非言語的な表現を通じて自己表現や感情処理を支援する方法で、認知行動療法とは別系統の心理療法です。
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【試験対策ポイント】
認知行動療法と他の心理療法の区別:
| 技法 | 親心理療法 | 特徴 |
|---|---|---|
| セルフモニタリング | CBT | 自己観察・記録 |
| 認知再構成法 | CBT | 思考の修正 |
| 行動活性化 | CBT | 行動の増加 |
| ソクラテス式質問 | CBT | 対話による気づき |
| コラージュ法 | 芸術療法 | 非言語的表現 |
| イメージ療法 | イメージ療法 | 想像の活用 |
| 箱庭療法 | 砂遊び療法 | 砂と小型玩具 |
認知行動療法の3要素:
- 認知(思考パターン)への介入
- 行動(具体的な活動)への介入
- 感情の変化は認知・行動の変化の結果として生じる
出題頻度の高い誤認識:
「芸術療法の技法 ≠ 認知行動療法」→試験では技法系統の区別が問われやすい